プロフィール・プロ(PROFEEL PRO)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/30 17:34 UTC 版)
「プロフィール (カラーモニター)」の記事における「プロフィール・プロ(PROFEEL PRO)」の解説
1986年に全面的なモデルチェンジが行われ、名称もプロフィール・プロとなった。21インチのKX-21HV1と、27インチのKX-27HV1の2モデルが発売された。 外装は黒で統一され、後背面のフレームによって全体がキューブ状になった、加藤晴之による革新的なデザインで大ヒット商品となった。チューナーとスピーカーを内蔵しない点はそのまま引き継がれた。ビデオデッキが既にほとんどの家庭に普及し、ビデオデッキを2台以上所有する家庭も珍しくはなくなったため、そういう場合はチューナーを内蔵しないモニターでも裏録にも問題が無い。ビデオデッキの高級機においてはステレオ・HiFi音声が一般的となり、レーザーディスクやVHDも発売され、AVの概念が浸透する時代となっていた。さらにはMSX方式の家庭用パソコンが登場し、本機にもそれに対応するRGB21ピン端子が装備された。癖のないデザインがAVマニアに好まれた。さらに博物館・美術館などの案内用としてもよく使われた。 S-VHS/EDベータ/Hi8の登場にあわせてマイナーチェンジが行われ(KX-21HV1S/KX-27HV1S)、新たにS端子の装備がなされた。なお、過渡期にはS端子とRGB端子を接続するコンバーターをオプションとして販売して対応している。 1989年には34インチのKX-34HV2が登場。また2度のモデルチェンジを行い、1990年にはファインブラックトリニトロン(PFG採用)のKX-27HV2(27インチ)、1993年にはスーパートリニトロン管採用のKX-29HV3(29インチ)を発売した。しかしながら1991年にプロフィールシリーズに先駆けてスーパートリニトロン管を採用したテレビ・キララバッソ(KV-29ST1)が登場、1992年にはハイビジョンモニターのKW-3200HDが登場しており、画質的には同じ会社のテレビ・モニターの後塵を拝する事もあった。
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