プロチーム(株式会社チーム)誕生
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/02 07:35 UTC 版)
「プロリーグ構想 (バレーボール)」の記事における「プロチーム(株式会社チーム)誕生」の解説
1998年4月、廃部が決まっていた女子チームのダイエーオレンジアタッカーズが、プロ化(株式会社化)して存続させることを発表。しかし株式会社化は結局実現できず、ダイエー系列の広告会社の運営という形で存続。翌5月にプロチームとして、Vリーグへの残留が認められた。選手も全員がプロ契約し、肖像権も協会でなくチームまたは選手が持ち、複数のダイエー関連会社の支援というコンセプトだったが、地元神戸への地域密着活動も充分ではなく、結局2年で活動を断念、久光製薬へ事業譲渡(現・久光製薬スプリングス)する形となった。 1999年6月、廃部となった女子チームの東芝シーガルズを母体に、大阪のアイ電気通信社を中心とする関西・北陸の十六社がチーム運営会社「株式会社ウォーク」を設立し、日本バレーボール界初のクラブチーム・シーガルズが誕生した(クラブチームと称しているが、選手がバレーボールに専念しているという意味で、実質プロチームと言える)。本拠地は富山県黒部市に置いた。しかし、地域密着のコンセプトがはっきりしないまま、2001年10月には国体対策として岡山県に移転し、2006年4月には「岡山シーガルズ」と改称。県、市、地元企業の支援を受けながら、バレーボール教室の開催や地域イベント・メディアへの露出を活発にする等、より地域に密着した活動を目指す。 2000年12月、男子チームの新日鉄ブレイザーズが法人化。株式会社ブレイザーズスポーツクラブが設立され、男子初のプロチーム・堺ブレイザーズが誕生した。こちらも積極的に地域密着活動を行い、Jリーグ的運営を目指す。 2001年1月には東京教員クラブを引き継ぎ東京ヴェルディバレーボールチーム(株式会社日本テレビフットボールクラブが運営)、2003年4月、東京ガスバレー部を引き継ぎFC東京バレーボールチーム(株式会社東京フットボールクラブが運営)が誕生。この2チームはいずれも東京都をホームタウンとするJリーグチームの運営会社が既存のクラブチーム・実業団チームを引き継いだ形となっている。 2011年8月、四国Eighty 8 Queenが本拠地移転に伴い、運営会社として株式会社トゥエルヴを設立している。 現在、つくばユナイテッドSun GAIAも株式会社化を検討している。
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