プロチャージナヤ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/20 05:52 UTC 版)
プロチャージナヤは不規則なリズム、可変的なテンポ、豊富なメリスマ、不安定な調性を特徴とし、ポドゴローソク(「下方の声」の意。副声部とも)と呼ばれる、ヘテロフォニー的に多声化する伝統を持つ。 18世紀後半からロシア民謡が収集・出版されるようになると、プロチャージナヤの持つ詩情と際だった独創性は、まず文学の分野で注目され、アレクサンドル・プーシキン、アントン・デリヴィグ、ニコライ・ツィガーノフ、アレクセイ・コリツォーフらがプロチャージナヤをモデルにしたロシア抒情詩の作品を残した。これに少し遅れて音楽分野でもプロチャージナヤが取り上げられ、これをイタリア風アリアやフランス風ロマンスの様式に作り替える試みがなされた。しかし、その独創的な民謡様式と当時の西欧音楽との隔たりの大きさから、やがて独自の「ロシア・ロマンス」のスタイルが練り上げられていくことになった。
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