プロジェクトの種類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/01 20:09 UTC 版)
「地球環境ファシリティ」の記事における「プロジェクトの種類」の解説
資金援助を行う際には、プロジェクトの計画とその性格が評議会の承認を得て実施される。プロジェクトは個別に要件が多種多様かつ拡大しているため柔軟性が持たされており、その手順はGEFプロジェクトサイクルとして規定されている。案件が承認されれば政府、主要関係機関、民間企業、NGO等によるプロジェクトが支援される。 提案できるプロジェクトの種類は次の通り フルサイズ・プロジェクト(Full-Sized Projects) GEFの3実施機関による直接関与や途上国政府機関が関与する100万ドル以上の大規模なプロジェクト。 中規模プロジェクト(Medium-Sized Projects) 100万ドル未満のプロジェクトで、迅速な支援や幅広い主体の参加を可能としているプロジェクト。 条約対応能力構築プロジェクト(Enabling Activities) 45万ドル未満のもので、条約加盟国が通報や計画策定などの基本的義務を果たす能力を育成するための支援事業。 小規模融資プログラム(Small Grants Programme) 対象分野に関連する地域社会問題に取り組むNGO等の活動を支援。5万ドル以下。UNDPがGEFを代表して運用している。 プロジェクトの概念を構築して資金供与を申請するに当たり、PDF(プロジェクト準備、プロジェクト形成資金)という支援を受けられる仕組みがある。これは、大規模、中規模等プロジェクトのコンセプトが容認された場合、その案件を具体的に整理するための準備資金として支援される。 次の3種類について資金提供の対象が定められている。 PDF(a) プロジェクトやプログラム案件整理の段階。上限2.5万ドル。 PDF(b) プロジェクト提案書を作成するために必要な情報を収集、資金融資申請に必要な資料の作成。上限70万ドル。 PDF(c) 大規模なプロジェクト案件整理のための調査費用等として。上限100万ドル。 GEFの資金提供を受けたプロジェクトは順次整理した後にデータベースとして一般公開される。
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