プレイスタイルと記録
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 09:16 UTC 版)
「ケビン・マクヘイル」の記事における「プレイスタイルと記録」の解説
13年間にわたったマクヘイルの選手生活で、現在も最も評価が高いのはゴール下での得点技術である。マクヘイルほどの多彩なステップワークや巧みなフェイクの技術、バリエーションに富んだシュートのパターンを持つ選手は歴史的にも稀である。ゴール下でマクヘイルがボールを持った時、相手チームは二人の選手で、時には3人で止めようとしたが、マクヘイルはしばしばこれをかわし得点した。 マクヘイルは現役時代を通じ、フィールドゴールの成功率が非常に高い選手だった。キャリア中期に6割を超えたシーズンが2度あったのを初めとして、成功率が5割を下回ったのはキャリア最後の1年間だけだった。生涯のフィールドゴール成功率は55.4%である。 マクヘイルは優秀なディフェンダーでもあった。身長に比べても腕が非常に長く、しばしば相手選手を苦しめた。同じ時代に同じ地区のフィラデルフィア・セブンティシクサーズで、同じパワーフォワードのポジションでプレイしていたチャールズ・バークレーは、最も手強いディフェンダーとしてマクヘイルを挙げている。マクヘイルはリーグで最も優秀なディフェンダー5名であるオールNBAディフェンシブファーストチームに1986年から3年連続で選ばれている。同セカンドチームにも3度選出されている。 1993年に引退した時点での生涯通算得点は17,335点で、ジョン・ハブリチェック、ラリー・バード、ロバート・パリッシュに次いでボストン・セルティックス史上第4位である。生涯通算リバウンド数は7,122、ブロック数は1,690本。 引退後の1994年1月に、マクヘイルの背番号32はボストン・セルティックスの永久欠番となった。1996年にはNBA創設50周年を記念した「50人の偉大な選手」の一人に選ばれ、1999年にはバスケットボール殿堂入りを果たした。
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