precipitation
「precipitation」とは、沈殿・沈殿物・降雨・降水・降水量・大急ぎということを意味する英語表現である。
「precipitation」とは・「precipitation」の意味
「precipitation」は、名詞として用いられ、「沈殿」「沈殿物」「降雨」「降水」「降水量」「大急ぎ」といった意味をもつ。動詞「precipitate」が名詞化したものである。複数形は「precipitations」である。日常的には、「降雨」「降水」「降水量」といった意味で用いられることが多い。「precipitation」の発音・読み方
「precipitation」の発音記号は「prɪsìpətéɪʃən」である。カタカナで表記すると「プリシピテーション」となる。実際に発音する際は、「プリィシィパァテェィシャン」「プリィシィパァテェィシャンヌ」のようになる。「p」は、唇を閉じて息を止めた状態から勢いよく唇を破裂させて「プッ」と発音する。「r」は、舌先を内側に巻き上げ、口内に触れないようにして「ル」のような音を出し、すぐ「i」に移行する。「i」は、日本語の「エ」と「イ」を同時に言うように「イ」と発音する。「s」は、舌先を前歯の裏の歯茎に近づけ、隙間から息を吐いて「ス」と音を出す。ここで、再び「i」と「p」を発音する。「ə」は、口をすこし開け、弱くあいまいに「ア」と発音する。「t」は、舌先を前歯の裏の歯茎につけて息を止めた状態を作り、勢いよく息を破裂させるようにして「トゥ」と発音する。「ei」は、二重母音であるため、「e」から「i」へスムーズに変化させ、1つの音のように発音する。「e」ははっきりと強く、「i」は弱くぼかして発音するとよい。「ʃ」は、唇を丸く突き出し、舌先を上の歯茎に近づけて息だけで「シュ」と音を出す。「ə」とつながって、「シャ」となる。単語の最後の「n」は、舌先を前歯の裏の歯茎につけて息を止め、鼻に抜けるように「ヌ」に近い「ン」を発音する。
「precipitation」の語源・由来
ラテン語で「前」という意味をもつ「prea」と「頭」という意味をもつ「caput」が合わさった後、変化して英語の「precipitate」となった。「precipitate」の原義は「頭を下にして落とす」「真っ逆さまに落ちる」である。これが名詞化されたものが「precipitation」である。「precipitation」の覚え方
「precipitation」は、「precipitate(引き起こす)」「precipitous(絶壁の)」というような形や意味の似た単語と関連づけて覚えるとよい。類義語と関連付けて覚えることも有効である。「precipitation」の類語
「precipitation」の類語には、「impetuosity」「rainfall」「rain」などがある。「precipitation」を含む英熟語・英語表現
「chance of precipitation」とは
「chance of precipitation」は、天気予報や天気に関する話題において用いられ、「降水確率」を意味する英語表現である。用例は、「chance-of-precipitation forecast(降水確率予報)」「What' the chance of precipitation today?(今日の降水確率は?)」などがある。
「precipitation rate」とは
「precipitation rate」は、「降水率」という意味をもつ。
「co-precipitation」とは
「co-precipitation」は、「共沈殿」という意味をもつ。
「precipitation」を含む用語の解説
「ethanol precipitation」とは
「ethanol precipitation」は、「エタノール沈殿」を意味する英語表現である。エタノール沈殿とは、溶液にエタノールを加えて溶質を沈殿させること、およびその沈殿物を指す。
「precipitation」の使い方・例文
「precipitation」を「沈殿」「沈殿物」といった意味で用いた例文には、「I'm studying about precipitation curve.(私は沈降曲線について学習しているところだ)」「The teacher gave her students precipitation equipment.(先生は生徒に沈降分離装置を渡した)」などがある。「precipitation」を「降雨」「降水」「降水量」といった意味で用いた例文には、「There hasn't been much precipitation this year.(今年は降水量が少ない)」「I want to know the annual precipitation in this region.(私はこの地方の年間降水量を知りたい)」「The precipitation here yesterday registered 50 millimeters.(ここの昨日の降雨量は50ミリであった)」「He made a precipitation chart.(彼は雨量グラフを作った)」「She collected precipitation data.(彼女は降水データを収集した)」などがある。
「precipitation」が「大急ぎ」「大慌て」といった意味で用いられる場合は、「with precipiration」という表現となることが多い。直訳すると「大急ぎを伴って」となるが、転じて「大急ぎで」というように副詞的に用いられる。例文は、「He retreated with precipitation.(彼は大慌てで逃げ出した)」などである。
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