ブロック拠点病院
【概要】 平成8年3月の薬害HIV原告団と厚生省の間の和解条項が端緒となる。厚生省の通知「エイズ治療の地方ブロック拠点病院の整備について」(平成9年4月25日)によると「高度な診療を提供しつつ、臨床研究、ブロック内の拠点病院等の医療従事者に対する研修、医療機関及び患者・感染者からの診療相談への対応等の情報提供を通じ、ブロック内のエイズ医療の水準の向上及び地域格差の是正に努める」とある。つまり拠点病院との大きな違いは、(1)臨床研究、(2)研修、(3)情報提供にあるといえる。
【詳しく】 全国は8つのブロックに分けられ、北海道ブロックは北海道大学・札幌医科大学・旭川医科大学が、東北ブロックは国立病院機構仙台医療センターが、関東甲信越ブロックは新潟大学・県立新発田・新潟市民の3病院が、東海ブロックは国立名古屋医療センターが、北陸ブロックは石川県立中央病院が、近畿ブロックは国立大阪医療センターが、中国四国ブロックは広島大学・県立広島・広島市民の3病院が、九州ブロックは国立九州医療センターが担当することとなった。ブロック毎に医師2、看護1、心理1、情報担当1の5名セットで人員配置が行われたが、患者数に応じて4名のところもある。事業予算としては厚生労働省からのエイズ対策事業、指定研究事業として科学研究費からの配分を受けている。
《参照》 拠点病院、 エイズ治療・研究開発センター
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