ブロコレ倶楽部
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 07:07 UTC 版)
「馬なり1ハロン劇場」の記事における「ブロコレ倶楽部」の解説
「ブロンズコレクター倶楽部」の略。BCCとも略される。重賞(とくにGI)で2着や3着を繰り返す馬によって構成される親睦団体を描いたシリーズ。作中ではワイド・三連複・三連単はブロコレ倶楽部の働きかけで、馬単はメイショウドトウの働きかけでそれぞれ導入されたという設定になっている。初期には「ブロコレ」を「ブロッコリー」と勘違いするなどのネタがあったり、しぶしぶ入会する馬も多くいた。 ブロコレ倶楽部の入会資格は「イマイチであること」と「重賞で3着以内に入る(=馬券の対象になる)程度の実力があること」。特に後者は「複勝やワイドでファンの皆様にささやかなお返しができる」として重要視されており、三連複導入前には「7頭立てで3着に入るも、複勝2着払のため馬券は不的中で他の会員から白い目で見られる」(ホッカイルソー)、「3着だが複勝配当が100円(元返し)だったため入会を拒否される」(ナリタトップロード)といった話もあった。入会の目安としては「重賞で3回以上連続で2着もしくは3着に入っている」ことが挙げられるが、最終的に入会させるかどうかは「作者の気分」で決まるため、この条件を満たす馬であっても入会していないケースも過去にある。一例を以下に記す。 シーキングザダイヤ:交流重賞を含むGI4連続2着があったが選出されず。単行本24巻の巻末漫画によれば、この扱いについて作者も苦慮していた模様。 ブエナビスタ:GIで2着5回、3着2回。さらに2度降着の憂き目にあったため、自ら倶楽部に確認したこともあるが、「イマイチである」という条件に当てはまらないとして反対されている。 ロサード:重賞5勝を挙げるもGIでは入着どまり。メンバーにはならなかったが、2001年の毎日王冠(2着)出走の際にしきりに倶楽部のことを気にかけていた。 ドリームジャーニー:一時期成績不振に陥った際に自薦で入会希望するも父・ステイゴールドに激しく拒否される。2010年のオールカマー2着後に父から入会を命じられるが今度は拒否。 戦績にあわせて名前のインパクトがブロコレ新時代を背負う器に相応しいという理由でオレハマッテルゼを勧誘したこともあった。凱旋門賞3位入線ということでディープインパクトや、馬ではないが薔薇一族を含めGIで勝ちきれない馬を多数管理しているハシグチ調教師も狙われている。 ステイゴールド、テイエムオペラオー、ウイングアローのようにブロコレ倶楽部に入ったあとにGIで勝利するなど活躍する馬もおり、それがネタにされることもある。
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