ブリジット・ジョーンズの日記_きれそうなわたしの12か月とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 製品 > 芸術・創作物 > 映画 > 映画作品 > ブリジット・ジョーンズの日記_きれそうなわたしの12か月の意味・解説 

ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/28 19:59 UTC 版)

ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月』(ブリジット・ジョーンズのにっき きれそうなわたしの12かげつ、: Bridget Jones: The Edge of Reason)は、1999年ヘレン・フィールディングが発表した小説で、1996年に発表した人気小説『ブリジット・ジョーンズの日記』の続編である。現在販売されている角川文庫版では「キレそうなわたしの12か月」表記に改題されている[4]。1作目同様、主人公ブリジット・ジョーンズ英語版の日記形式を取り、またジェーン・オースティン最後の小説『説得』をベースにしている。


注釈

  1. ^ 言及されている映画『ぼくのプレミアライフ フィーバーピッチ英語版』は、ニック・ホーンビィの小説『ぼくのプレミアライフ』を原作としており、1997年に公開された[8]
  2. ^ この時彼女が読んでいるのは『もしも』"If—" である[9][10]
  3. ^ 当初犯人として疑われたのは、前作で彼女と交際していた出版社の上司、ダニエル・クリーヴァーだったことが後から判明する[11]
  4. ^ a b この手紙の中でマークは、自分はレベッカとは交際しておらず、まだブリジットを愛しているので、彼女も同じ気持ちなら連絡してほしい、と述べているが、後半分の内容は『説得』でウェントワース大佐がアンに送る愛の手紙と同じであると指摘されている[12]
  5. ^ a b オースティンの原作では12章でルイーザが怪我をし、その後ライムに残って療養するが[19]、その間にベンウィック大佐と恋仲になり、婚約したことが18章で明かされる[20]
  6. ^ ダーシー提督は、マークの兄弟であるピーターに言及していたことが分かるが[22]、『説得』でもクロフト夫人が言及していたのは、彼女のもう1人の弟で、かつて村に副牧師として赴任していたエドワードの方だと分かる[23]
  7. ^ この部分は原文では、"I should deserve utter contempt if I dared to suppose that true attachment and constancy were known only by woman." となっている[28]

出典

  1. ^ a b c Moss, Stephen (1999年11月22日). “Bridget Jones: The Edge of Reason by Helen Fielding”. ガーディアン. 2018年1月4日閲覧。 “Jane Shilling in the Sunday Telegraph was more restrained, and pointed to the dangers ahead. "Though the tone remains spirited, there is the tiniest suspicion of a sense that her creator is beginning to tire of Bridget and a pronounced hint in the final pages of Sir Arthur Conan Doyle's desperate attempts to rid himself of Sherlock Holmes."[後略]”
  2. ^ 『ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月 春夏編』ソニー・マガジンズ。ISBN 4-7897-1556-6NCID BA47224129OCLC 910093570全国書誌番号:20071119 
  3. ^ ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月 春夏編』ヴィレッジブックス。ISBN 978-4-86332-757-3http://webcatplus.nii.ac.jp/webcatplus/details/book/5015664.html 
  4. ^ a b ブリジット・ジョーンズの日記 キレそうなわたしの12か月 上”. カドカワストア. 2017年12月21日閲覧。
  5. ^ フィールディング 2000a, pp. 3, 8, 280.
  6. ^ フィールディング 2000b, pp. 1, 6, 308.
  7. ^ フィールディング 2000b, p. 313(訳者あとがき).
  8. ^ フィールディング 2000a, p. 214.
  9. ^ Bridget Jones's Diary: Locked up with no one but Madonna for company”. インデペンデント (1996年8月27日). 2018年1月4日閲覧。
  10. ^ Rudyard Kipling gets a girl power twist”. ロンドン・イヴニング・スタンダード英語版 (2012年10月31日). 2018年1月4日閲覧。
  11. ^ フィールディング 2000b, pp. 260–263.
  12. ^ a b GILLIS-FURUTAKA 2006, p. 163.
  13. ^ a b c d e f Mullan, John (2013年11月27日). “John Mullan on Bridget Jones – Guardian book club”. ガーディアン. 2017年12月21日閲覧。
  14. ^ a b c Pasley, Virginia (2013年1月). “Will Bridget Jones Remain the Modern Heiress to the Jane Austen Heroine?”. The Atlantic. 2018年1月1日閲覧。
  15. ^ Mackie, Drew (2016年2月2日). “Pride and Prejudice and Zombies and 10 Other Adaptations That Jane Austen Never Would Have Anticipated”. People. 2018年1月4日閲覧。
  16. ^ フィールディング 2000a, p. 155.
  17. ^ オースティン 2008, p. 182.
  18. ^ フィールディング 2000b, pp. 79–81.
  19. ^ オースティン 2008, pp. 181–187.
  20. ^ オースティン 2008, pp. 281–285.
  21. ^ フィールディング 2000b, p. 190.
  22. ^ フィールディング 2000a, pp. 203–204.
  23. ^ オースティン 2008, pp. 82–83.
  24. ^ オースティン 2008, pp. 134–135.
  25. ^ フィールディング 2000b, pp. 61–62.
  26. ^ a b フィールディング 2000b, pp. 121–123, 252–253.
  27. ^ オースティン 2008, pp. 392–394.
  28. ^ Austen, Jane. “Persuation”. プロジェクト・グーテンベルク. 2018年1月3日閲覧。
  29. ^ オースティン 2008, pp. 385, 390.
  30. ^ a b Salber, Cecilia (Winter 2001). “Bridget Jones and Mark Darcy: Art Imitating Art . . . Imitating Art”. PERSUASIONS ON-LINE (Jane Austen Society of North America) 22 (1). http://www.jasna.org/persuasions/on-line/vol22no1/salber.html 2018年1月1日閲覧. "By “modernizing” Austen, Fielding not only honors her model, but also validates her perceptions in a new century." 
  31. ^ GILLIS-FURUTAKA 2006, p. 164.
  32. ^ フィールディング 2000a, §5 (p.214〜).
  33. ^ レネー・ゼルウィガーコリン・ファース(英語)『ブリジット・ジョーンズ、コリン・ファースをインタビューする』(DVD)ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン、2004年。UNKD-38435。 (『ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月』DVD特典映像)
  34. ^ Gregory, Sandra (2004年11月1日). “Bridget Jones stole my story”. The Daily Telegraph. 2016年7月4日閲覧。
  35. ^ Brown, Jonathan (2009年12月4日). “Drug-smuggler Gregory returns to Thailand and is deported”. インデペンデント. 2017年12月21日閲覧。
  36. ^ BRIDGET JONES: THE EDGE OF REASON - by Helen Fielding”. Kirkus (2010年5月20日). 2018年1月4日閲覧。 “Even fans of the original will find the sequel disappointing.”
  37. ^ 2001 Audie Awards® - APA”. 2017年12月21日閲覧。
  38. ^ 2000 Audie Awards® - APA”. 2017年12月21日閲覧。


「ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月」の続きの解説一覧

「ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



固有名詞の分類

映画作品 迷子の人形  巴里の女  ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月  残酷おんな情死  ミート・ザ・フィーブル 怒りのヒポポタマス
イギリスの小説 月と六ペンス  ハイ・フォースの地主屋敷  ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月  ダーバヴィル家のテス  悪魔の詩

英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ブリジット・ジョーンズの日記_きれそうなわたしの12か月」の関連用語

ブリジット・ジョーンズの日記_きれそうなわたしの12か月のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ブリジット・ジョーンズの日記_きれそうなわたしの12か月のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS