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クルーレス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/09 15:56 UTC 版)

クルーレス
Clueless
監督 エイミー・ヘッカーリング
脚本 エイミー・ヘッカーリング
原作 ジェイン・オースティン
エマ』より
製作 スコット・ルーディン
ロバート・ローレンス
出演者 アリシア・シルヴァーストーン
ステイシー・ダッシュ
ブリタニー・マーフィ
ポール・ラッド
音楽 デヴィッド・キティ
撮影 ビル・ポープ
製作会社 パラマウント映画
配給 パラマウント映画
UIP
公開 1995年7月21日
1995年12月9日
上映時間 98分
製作国 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $12,000,000[1]
興行収入 $56,631,572[2]
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クルーレス』(原題:Clueless)は、1995年制作のアメリカ合衆国青春コメディ映画

ジェイン・オースティンの小説『エマ』を現代風に翻案したもの[3][4]。タイトルの意味は「ダサいこと」。

主演のアリシア・シルヴァーストーンは1996年の第5回MTVムービー・アワード演技賞(女性演技賞)を受賞した。

ルシャス・ジャクソン、ザ・マフス、スモーキング・ポープスなど、オルタナティヴ・ロックのヒット曲が全編にフィーチャーされている。

後にテレビシリーズ化された(en:Clueless (TV series))。

あらすじ

弁護士の父と2人暮らしの美少女シェールは、ファッション、エステ、デート、パーティに興味を持つ女子高生。彼女の趣味は、校内のセンスの悪い誰かを変身させることだった。

元義兄のジョシュはそんな彼女を密かに愛し、また心配していた。シェールの父とジョシュの母はかつて互いの子を連れて再婚していたが、その後離婚していた。にもかかわらず、彼女のことが気掛かりだった。

一方、シェールはクールな転校生クリスチャンに夢中になるが、彼がゲイで女の子には興味がないことが分かり、ショックを受ける。さらに追い打ちをかけるように、自分が変身させた女生徒タイが自分に変わって人気者になり、おまけに運転免許の試験も不合格になってしまう。

ここでシェールは初めて自分の力量の小ささ・見識の狭さに気づき、これからはいろいろと学び、行動することを決意する。そして、自分が本当に探し求めていた相手は、身近にいたジョシュであることに気づくのだった。

登場人物

シェール
演 - アリシア・シルヴァーストーン
ファッション、エステ、デート、パーティに興味を持つ女子高生。家は裕福で弁護士の父と二人暮らし。母親は幼いころに脂肪吸引の手術で亡くなっている。他人をプロデュースすることを考え、実行するが色々な体験から「自分が輝いていなかった」と悟り、自分磨きをするようになった。
ディオンヌ
演 - ステイシー・ダッシュ
シェールの親友。
タイ
演 - ブリタニー・マーフィ
転校生の女子。絵が得意。ドラッグ中毒者。
ジョシュ
演 - ポール・ラッド
シェールの義兄。大学生。シェールとは親の再婚で兄妹になった。弁護士になる夢がある。紆余曲折を経てシェールと結ばれる。
ホール
演 - ウォーレス・ショーン
教師。ディスカッションの担当。独身。47歳。
ガイスト
演 - トゥインク・カプラン
社会の先生。
エルトン
演 - ジェレミー・シスト
シェールがタイと付き合わせようと選んだ男性。しかし、彼自身はシェールに気がある。
クリスチャン
演 - ジャスティン・ウォーカー
転校生の男子。ゲイ。
トラヴィス
演 - ブレッキン・メイヤー
タイにドラッグを与えた。
ルーシー
家政婦。

キャスト

役名 俳優 日本語吹替
シェール アリシア・シルヴァーストーン 横山智佐
ディオンヌ ステイシー・ダッシュ 根谷美智子
タイ ブリタニー・マーフィ 平松晶子
ジョシュ ポール・ラッド 宮本充
メル ダン・ヘダヤ 辻親八
ホール先生 ウォーレス・ショーン 長島雄一
ガイスト先生 トゥインク・カプラン 磯辺万沙子
マレー ドナルド・フェイソン 伊藤栄次
トラヴィス ブレッキン・メイヤー 高木渉
アンバー エリサ・ドノヴァン 篠原恵美
クリスチャン ジャスティン・ウォーカー 林延年
エルトン ジェレミー・シスト 中村大樹
サマー ニコール・ビルダーバック 田野恵
ローレンス ショーン・ホランド 永野広一
校長 ハーブ・ホール 仲野裕
試験官 ロン・オーバック 神谷和夫
ストーガー ジュリー・ブラウン 寺内よりえ
ローガン ジョシュ・ロゾフ 星野充昭
ヘザー スーザン・モーハン 菊池いづみ
ジャネット 丹波紫保里
オペレーター 村上高志

関連項目

  • ゴーイング・ポスタル
    - 「(特に職場に起因して)暴力的な行動に出るほど制御不能なまでに激昂する」という意味のスラング。この言葉自体は1990年代前半には存在しており新聞などにも登場していたが、本作でこの言葉が使われて以降、一般的に使われるようになったとされている[6]
    実際、台本を読んだ俳優達は「(当時は一般的な言い回しではなかった為)この台詞の意味が分からなかった」と語っている[7]

脚注

  1. ^ Clueless (1995) - Box office / business
  2. ^ Clueless (1995) - Box Office Mojo
  3. ^ Mazmanian, Melissa. "Reviving Emma" in a Clueless World: The Current Attraction to a Classic Structure. Persuasions Online: Occasional Papers No. 3. Fall 1999. Jane Austen Society of North America website. Accessed November 12, 2013.
  4. ^ Stern, Lesley. "Emma in Los Angeles" Clueless as a remake of the book and the city. Australian Humanities Review website, 1997. Accessed November 12, 2013.
  5. ^ Iggy Azalea's New Video Copies 'Clueless'”. Elle.com (2014年3月4日). 2015年7月26日閲覧。
  6. ^ Skeels, Virginia. “The cast of Clueless reunites”. 2012年10月5日閲覧。
  7. ^ Lang, Nico. “25 Little-Known Facts About Clueless”. 2012年10月5日閲覧。

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