ブッシュクラフトの発祥
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/15 01:05 UTC 版)
「ブッシュクラフト」の記事における「ブッシュクラフトの発祥」の解説
特に北欧がメッカとされており、現代流行し一般認知されているブッシュクラフトの発祥の地とされているが、語源の元をたどれば南アフリカの原住民の生活に端を発する。ただし、ブッシュクラフト同様の行為や技術は、人類が文明を築く上で欠かせないものであり、世界各地でその土地に合った知恵や技術が確立されているものである。 現代ブッシュクラフトにおいて北欧がメッカとされる理由として、かねてから林業と木工文化が盛んなこと。また、寒冷な地域が多いため火おこしや焚き火に関する知恵や技術が多く蓄積・発信されていること。現代でも多くの自然が国民に解放されており、自由度の高いアウトドアが行えること。地形が比較的平たんなため、重くかさばる昔ながらの装備でも森に入りやすいこと。狩猟採集や釣りもしやすく食料の現地確保がしやすい等が挙げられ、これらはブッシュクラフトを習得したり発信するには非常に良い環境と言える。 例えば、現代のように優れた野外寝具も無い時代に、極寒の山中で眠っていても一晩中燃え続ける焚き火を考案し、自作のシェルター(小屋)を効果的に暖めて宿泊する技術や、カップや皿、フォークやスプーンなどを手彫りで自作する技術等がこれに当たる。 衣類や小物もほとんどが手作りで、セーターや皮革製品が代表的である。 日本にも、日本の環境にあった知恵や技術が古代から存在するが、文明の発展とともに徐々に失われている。
※この「ブッシュクラフトの発祥」の解説は、「ブッシュクラフト」の解説の一部です。
「ブッシュクラフトの発祥」を含む「ブッシュクラフト」の記事については、「ブッシュクラフト」の概要を参照ください。
- ブッシュクラフトの発祥のページへのリンク