フリーでの活動とスタジオ地図の設立
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2005年、東映アニメーションを退社してフリーになる。マッドハウスを製作基盤として、2006年7月、角川ヘラルド映画の劇場アニメ『時をかける少女』を監督。ロングランヒットとなり興行収入2.6億円を記録。国内外で高く評価された。 2009年、次回作『サマーウォーズ』を製作中の7月に母親が死去。半年後に祖母を亡くす。同年8月、『サマーウォーズ』を公開。またも高い評価と興行収入16.5億円のヒットを記録した。 2011年4月、自身のアニメーション映画制作会社スタジオ地図を設立(代表取締役は齋藤優一郎)。同年、新作劇場作品『おおかみこどもの雨と雪』を発表、2012年7月に公開された。公開前の同年6月、自ら執筆した同作品の原作小説で、小説家としてデビューした。映画は観客動員約340万人、興行収入42億円を挙げ、2012年の年間興行収入ランキング第6位の大ヒットとなった。 2015年7月11日、『バケモノの子』(企画・制作 スタジオ地図)を公開。2012年9月に長男が、2015年末に長女が誕生している。 2018年、『未来のミライ』を公開。カンヌ国際映画祭の監督週間で上映。国際的に評価され、ゴールデングローブ賞 アニメ映画賞にノミネート。アニー賞で長編インディペンデント作品賞を受賞した。アカデミー賞長編アニメーション部門にもノミネートされた。日本作品としては、スタジオジブリ以外では初となる。 2021年7月、第74回カンヌ国際映画祭で初の公式選出オフィシャル・セレクション「カンヌ・プリミエール」部門に『竜とそばかすの姫』が、日本映画として唯一選出されることが決定。カンヌで7月15日にワールドプレミア上映される。カンヌ映画祭でアニメーションが選ばれることは極めて稀である。7月16日に公開され、8月9日までに動員累計292万人、興収40億円を突破。細田監督作品史上、最大のオープニング興収を記録した。
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