ファイティングシステム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/02 22:05 UTC 版)
「ヨーロピアン柔術」の記事における「ファイティングシステム」の解説
英名 Fighting System , Ju-Jitsu Fighting , Combat 。 寸止めの打撃技と投げ技、絞技、関節技、抑込技によって勝敗を競う着衣総合格闘技。 近代オリンピックまたはワールドゲームズで実施された唯一の総合格闘技。 試合において帯色は一方は青、もう一方は赤である。 拳サポーター着用。 直接打撃は禁止となるが、的確に制御された寸止めの打撃技には一本または技有りが与えられる。 寸止めの打撃技と投げ技、抑込技(10秒)で技有りをとる事が可能。 寸止めの打撃技と投げ技、絞技、関節技、抑込技(15秒)で一本が可能。 試合は体重別で行われる。 抑込技は受が下ならバックマウントポジションなど受がうつ伏せでも成立する。 抑込技は三角絞、腕挫十字固、ストレートレッグロックを掛けながらのものでも受の上半身を十分に制御していれば成立する。 サンボで認められているガードポジションの上からの抑込技は認められないので柔道やブラジリアン柔術のポジショニング技術が流用できる。 首や脊柱、指、爪先への関節技は禁止。 足首や膝を捻る関節技は禁止。 強い胴絞は柔道と同様に禁止。 相手にもっぱら負傷を負わせるのが目的の攻撃は柔道と同様に禁止。 関節技や絞技は立ち技でも特に禁止はされていないが、これらを極めながら投げてはいけない。 後ろ回し蹴り、回りながらの裏拳のように加減が難しい打撃は寸止めでも禁止。 接近戦や寝技では打撃技での一本、技有りは認められない。 ポイントは絞技、関節技、抑込技での参ったによる一本は寝技でのものならば3点、その他の一本は2点、技有りは1点が得られ一本勝負ではない。 打撃技、立ち技での組技(投げ技、絞技、関節技)、寝技での固技(絞技、関節技、抑込技)。3種類全てで一本を取ると「フル一本」で勝利となる。 主審のコールは日本語で一部は英語である。 柔道と異なり、主審は立ち姿勢でも「ソノママ」、「ヨシ」がコールできる。 突き技では上段(頭部)へのストレートの縦拳、正拳突きは認められず、上段へは手刀、背刀、掌底、裏拳での技有り、一本が多く認められる。蹴り技も上段へはストレートなものは認められない。 主な経験者レムコ・パドゥール モーリス・ローミンベル イムレ・ハーゲンドーレン
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