Setosphaeria monoceras(ヒエ葉枯病菌)
Setosphaeria
monoceras Alcorn [=Exserohilum monoceras (Drechsler) Leonard &
Suggs]
分類:子のう菌門,小房子のう菌綱,クロイボタケ目,プレオスポラ科
日本全国に分布。イヌビエなどヒエ属植物に葉枯病を引き起こし,微生物除草剤としても利用される。イネ属も宿主として記載されている。分生胞子を飛散して蔓延する。子のう胞子は自然条件下では観察されない。
性状(機能):植物病原菌 病徴→JPEG(45kb)
形態: 有性世代:培地上の対峙培養で形成。剛毛をもつ黒色の偽子のう殻中に円筒形~棍棒形の子のうを形成し,内部に無色,紡錘形~長楕円形,大きさ45-75×11-20μの子のう胞子を形成する。 無性世代:暗褐色の分生子柄上に,淡~オリーブ褐色,紡錘形,基部のへそは突出し,大きさ60-150×15-25μ,4-10偽隔壁をもつ真直あるいは湾曲した分生胞子を形成する |
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分生胞子 |
標本番号 | 菌種 | 宿主和名 | 宿主学名 | 症状 | 採集地 | 採集年月日 | 採集者 |
135-1-16 | Exserohilum monoceras | ケイヌビエ | Echinochloa crus-galli var. aristata | 葉枯病 | 山形県鶴岡市 | 2002.9.19 | 吉田重信 |
135-1-17 | 〃 | イヌビエ | Echinochloa crus-galli | 〃 | 北海道札幌市 | 2002.8.30 | 月星隆雄 |
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