パーソナルコンピュータを核としたアプローチ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/12 03:08 UTC 版)
「デジタル・オーディオ・ワークステーション」の記事における「パーソナルコンピュータを核としたアプローチ」の解説
汎用PCを核としたオーディオ処理システムの黎明期ソニック・ソリュージョンズ No-NoiseSystem Studer ダイアクシス Digidesign SoundTools WaveFrame オーディオ編集の基本機能の確立 ハードウェアのサードパーティへの解放 アプリケーションの内部同期によるMIDIシーケンサーとオーディオ編集ソフトの同期OMS FreeMIDI ソフトウェアプラグインによる機能拡張とサードパーティへの仕様公開 MIDIシーケンサーとオーディオ編集ソフトの統合パーソナルコンピュータの処理能力が上がったことと、オーディオ・インターフェースとのコミュニケーション仕様がサードパーティに対して公開されたことなどの条件が揃った結果、独立したソフトウェアであったMIDIシーケンスソフトとオーディオ編集ソフトがお互いの機能を内部に徐々に取り込む形で統合され、音楽制作ツールとしてのDAWの基礎が完成する。 このときに積極的にサードパーティに対して仕様の公開とサポートをおこなったデジデザイン社(digidesign)の製品が標準プラットフォームとして認知されることとなり、音楽制作における後のProToolsシステムのデファクトスタンダード化につながった。 主要なMIDIシーケンスソフトがオーディオ編集機能を統合した例は以下の通り。 Performer→Digital Performer、Logic→Logic Pro、Cubase→Cubase VST、Vision→Studio Vision、Cakewalk→Cakewalk SONAR ネットワーク経由によるライブラリ管理(主に効果音(SE,SFX)) ネットワークとの接続による遠隔地とのセッション
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