パレマルシェへ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/17 09:05 UTC 版)
名鉄グループ中核企業の一つであったが、2002年(平成14年)度から連続して当期純利益が赤字となり、計50億円以上を出資して支援してきた名鉄グループは独力での同チェーン再建を断念することになった。 そして、2005年(平成17年)4月26日に同年9月1日付でフェニックス・キャピタル株式会社の企業再生ファンドと名古屋鉄道による合弁企業「株式会社パレ」に営業譲渡して新会社へ事業を引き継ぐことを発表した。 新会社パレの社長にはクイーンズ伊勢丹を顧客満足度ナンバーワンの店へ成長させた田村弘一が就任し、フェニックス・キャピタルが過半数の株式を取得したほか、名古屋鉄道と三井物産が出資しており、これら上位三社で99.4%を出資して運営された。 新会社への移行に伴い、店名もパレマルシェになり、売場の商品構成も大きく変化させることで再建を目指した。 2008年(平成20年)6月9日に同月30日付で主要株主であるフェニックス・キャピタルと名古屋鉄道、三井物産からオークワへ発行済みの株式の99.4%を70億円で譲渡することが発表され、経営権が移行することになった。 この営業権譲渡により、オークワの傘下に入ることに伴い、2008年(平成20年)6月30日付でオークワから会長と社長が就任することになった。 2008年(平成20年)6月時点の店舗数は17店舗で、オークワ側はパレを傘下に入れることで東海地区への出店の足掛かりを得ることが狙いであったとされている。 その後、オークワ本体による東海地方への出店が進んで2011年(平成23年)2月までに愛知県と岐阜県に8店舗を構えるようになったため、重複する業務を合理化するとして2012年(平成24年)2月にオークワに吸収合併されることになった。 ただし、オークワへの吸収後も店舗名は「パレマルシェ」として営業を続けることになった。 2011年(平成23年)2月時点の店舗数は16店舗で2010年(平成22年)2月期の売上高は約366億円となっていた。
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