パタンジャリのヨーガによる見解
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/08 08:19 UTC 版)
「ダルマ (インド発祥の宗教)」の記事における「パタンジャリのヨーガによる見解」の解説
ヨーガの体系ではダルマは実在し、ヴェーダーンタでは存在しない。 ダルマはヨーガの一部であることをパタンジャリは示唆し、ヒンドゥーダルマの基本要素は、ヨガの特質や資質、外見である。パタンジャリはヤマ(抑制)とニヤマ(慣例)という二種のダルマを説明した。 パタンジャリによると、5つのヤマは、生きとし生けるもの全てに対する傷害からの自制(非暴力;アヒンサー)や欺瞞からの自制(正直;サティヤ)、他人の価値あるものの認められない横領からの自制(不盗;アステーヤ)、パートナーに対する不当な望みや浮気からの自制、他人からの贈り物を求めたり受け取ることからの自制である。5つのヤマは、行動や演説、心に当てはまる。ヤマを説明するにあたりパタンジャリはある仕事や状況が行為における適性を要する可能性があることを明確にしている。例えば漁師は魚を傷つけなければならないが魚に対する少なくともトラウマを以てこれに当たる意図を持たねばならず漁をするように他の生き物を傷つけようとしてはならない。 5つのニヤマ(慣例)は、きれいな食べ物を食べ(傲慢や嫉妬やうぬぼれのような)不純な考えや直面する環境や研究、歴史的知識の追求に関わらず自己の手法や仲裁、静かな自省における安堵、精神集中の完成を成し遂げる最高の教師に対するあらゆる行動の忠誠を除くことによる清潔である。
※この「パタンジャリのヨーガによる見解」の解説は、「ダルマ (インド発祥の宗教)」の解説の一部です。
「パタンジャリのヨーガによる見解」を含む「ダルマ (インド発祥の宗教)」の記事については、「ダルマ (インド発祥の宗教)」の概要を参照ください。
- パタンジャリのヨーガによる見解のページへのリンク