バールベックの巨石
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バールベックの巨石は、中東・西アジアのレバノンにある宗教都市バールベックで[1]、世界遺産として登録されているジュピター神殿の土台として使われている3つの巨石のこと[2]。
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- 1 バールベックの巨石とは
- 2 バールベックの巨石の概要
- 3 概要
- 4 関連項目
バールベックの巨石
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 02:27 UTC 版)
世界遺産として登録されているバールベックのジュピター神殿の土台として使われている、トリリトンと呼ばれる3つの巨石。重さは650t-970t。人力では15000人の人間が必要な計算になるが、それだけの人間の力をまとめて石に働かせるのは現実問題として不可能であるとされている。その根拠は、「1トンの切石を1日1マイル(1.6キロ)運搬するのに16人必要」というイギリスBBCの番組内での実験であるが、しかしながら、何も1日1マイルのハイペースで動かす必要はなく、少人数でも長い時間をかければ移動できることがわかっており、ロシアの例をとると、有名なピョートル大帝像「青銅の騎士」の土台の1500-1600tの花崗岩(成形されたので現在は1350t)の花崗岩を移動させる際、様々な工夫を凝らしながらも機械や家畜を利用することなく、完全な人力のみで、陸上では一日当たり最大150m移動しており、作業員は400-500人程度だった。一部、はしけでの海上移動も含めて発見場所から2年かけて現在の場所まで運ばれたが、作業は主に地面が凍結する冬に行われているので、実質的な作業期間はもっと短い。なんであれ、現代的な技術が無くても、人力で1000tを超す巨石は十分に動かせ得るのは明らかである。また、こうした工事には駐留ローマ軍が担当することが多く、専門の工兵隊もいたので、人手にも技術にもあまり問題はない、ということが度外視されている。なお、南西1kmの石切り場には南の石と呼ばれる更に巨大な切石があり、高さ4.2m、幅4.8m、長さ21.5m、重さは1200t-2000tと見積もられているが、この南の石に関しては動かされた形跡はない。しかし、これも動かされていると嘘を言うオーパーツ論者もいる。
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