ハンゲ

デジタル大辞泉

はん‐げ【半^×偈】

読み方：はんげ

偈文の半分。特に、諸行無常偈の後半の「生滅滅已(めつい)、寂滅為楽」のこと。釈迦が雪山(せっせん)で修行中に、身を羅刹(らせつ)に与えることを約して聞くことができたという。

はん‐げ【半夏】

読み方：はんげ

１ 「半夏生(はんげしょう)1」の略。《季 夏》

２ カラスビシャクの漢名。また、その根茎を、外皮を取り除いて乾燥したもの。漢方で去痰(きょたん)・鎮嘔(ちんおう)・鎮吐薬などに用いる。《季 夏》

３ 仏語。夏安居(げあんご)の中間にあたる45日目の称。

難読語辞典

半夏

読み方：カラスビシャク（ｋａｒａｓｕｂｉｓｈａｋｕ），　ハンゲ（ｈａｎｇｅ）

サトイモ科の多年草、園芸植物、薬用植物

半夏

読み方：ハンゲ（ｈａｎｇｅ）

９０日にわたる夏安居の中間、４５日目の称

歴史民俗用語辞典

半夏

読み方：ハンゲ（ｈａｎｇｅ）

半夏生。陰暦で夏至から１１日目に当たる日。

薬用植物一覧

カラスビシャク

科名： サトイモ科 別名： ハンゲ・ヘソクリ 生薬名： ハンゲ（半夏） 漢字表記： 烏柄杓 原産： 日本、朝鮮半島、中国 用途： 駆除が困難な畑の雑草で、地方によって色々な呼び名があります。半夏は吐き気どめの妙薬で、生姜を加えて飲みやすくした小半夏湯はつわりに用います。 学名： Pinellia ternata Breit.

植物名辞典

半夏

読み方：カラスビシャク（ｋａｒａｓｕｂｉｓｈａｋｕ），　ハンゲ（ｈａｎｇｅ）

サトイモ科の多年草、園芸植物、薬用植物

学名 Pinellia ternata

半夏

読み方：ハンゲ（ｈａｎｇｅ）

ハンゲショウの別称。
ドクダミ科の多年草、園芸植物、薬用植物

学名 Saururus chinensis

季語・季題辞典

半夏

読み方：ハンゲ（ｈａｎｇｅ）

烏柄杓の別称

季節 夏

分類 植物

半夏

読み方：ハンゲ（ｈａｎｇｅ）

七十二候のうち、夏至の第三候にあたり、夏至からかぞえて十一日目。カラスビシャク（漢名・半夏）の生ずる時期の意

季節 夏

分類 時候

ウィキペディア

ハンゲ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/07/23 08:20 UTC 版)

ハンゲ

• 生薬の『半夏』。カラスビシャクの別名。
• ハンゲ（ハンゲーム） - オンラインゲームコミュニティサイト。
• ハンコ（フィンランドの都市）のスウェーデン語名。

Weblio日本語例文用例辞書

「ハンゲ」の例文・使い方・用例・文例

• 芳香性の多年草の科：ハンゲショー属、アネモプシス属、ドクダミ属
• ハンゲショー標準属：ハンゲショー