ハンゲショウ
はんげしょう (半夏生)
●わが国の本州から四国・九州、それに朝鮮半島や中国、フィリピンに分布しています。湿地に生え、高さは50~100センチになります。6月から8月ごろ、はじめは下垂し、あとで直立する花序をだし、白い花を咲かせます。花期になると、花序に近い葉の下半分が白く変化します。名前はこのことから「半化粧」、またその時期が夏至から11日目の「半夏生」の頃にあたることから。
●ドクダミ科ハンゲショウ属の多年草で、学名は Saururus chinensis。英名はありません。
三白
三白草
半化粧
半夏
半夏生
半夏生草
半夏草
片白
片白草
ハンゲショウ
(Saururus chinensis から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/24 19:49 UTC 版)
ハンゲショウ(半夏生、半化粧、学名: Saururus chinensis)は、ドクダミ科ハンゲショウ属に分類される多年草の1種である。カタシログサ (片白草) ともよばれる。水辺や湿地に生え、高さ1メートルに達し、葉は互生する。夏に小さな花が集まった細長い総状花序をつけ、その周囲の葉が白く変色する(図1)。東アジアから東南アジアに分布し、日本では本州以南から報告されている。
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- 1 ハンゲショウとは
- 2 ハンゲショウの概要
- 3 保全状況評価
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