はる‐いちばん【春一番】
春一番【ハルイチバン】(草花類)
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登録番号 | 第11526号 |
登録年月日 | 2003年 11月 18日 | |
農林水産植物の種類 | オンシジウム | |
登録品種の名称及びその読み | 春一番 よみ:ハルイチバン |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 都築政徳 | |
品種登録者の住所 | 愛知県知多市大草字東屋敷4番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 都築政徳 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、Oncidium obryzatum の変異株であり、花はセパル及びペタルが明緑黄の地色に赤茶の虎斑、リップは明緑黄の地色に濃橙赤のぼた斑が入る、鉢物向きのかなり小輪花である。株の大きさは小、草姿は斜上である。ぎ球茎の正面の形は楕円形、平面の形は広線形、溝(稜)の有無は有、高さは26~50㎜、長径は21~30㎜である。葉の正面の形は広線形、横断面の形はⅣ型、向きは斜上、下垂性は弱、長さはやや短、幅はやや狭い、表面の色は緑、全葉数は8~9枚である。花序の型は複総状、分枝回数は3回、無限花序の性質の強さは無、花序の長さ及び幅は中、花数は極多、花茎の抽出方向は斜上、強さはやや強、花型は平、距の有無は無、花の横径及び縦径はかなり小である。ドーサル・セパルの正面の形は倒長楕円状披針形、先端の形は円形、ねじれの程度は無、長さはかなり短、幅はかなり狭、ラテラル・セパルの正面の形は倒長楕円状披針形、先端の形は鈍形、ねじれは無、長さはかなり短、幅はかなり狭、ペタルの正面の形は線状長楕円形、先端の形は鈍形、ねじれ及び周縁の波打ちは無である。リップの正面の形はⅢ型、先端の形は腎臓形、側裂片の大きさは大、長さはかなり短、幅はかなり狭である。花色はセパル及びペタルは明緑黄(JHS カラーチャート2705)の地色に赤茶(同1013)の虎斑が入る、リップは明緑黄(同2705)の地色に濃橙赤(同0714)のぼた斑が入る。花の香りは無、開花期は冬である。Onc.obryzatum と比較して、ぎ球茎が小さいこと、花序が短いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成10年に育成者の温室(愛知県知多市)において、Onc.obryzatum の変異株を発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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