華兵庫【ハナヒョウゴ】(食用作物)
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登録番号 | 第13742号 |
登録年月日 | 2006年 2月 27日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | 華兵庫 よみ:ハナヒョウゴ |
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品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 兵庫県 | |
品種登録者の住所 | 兵庫県神戸市中央区下山手通5丁目10番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 田中萬紀穂、澤田富雄、吉川年彦、岩井正志、池上勝 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「兵系54号」(後の「はつごぜん」)に「キヌヒカリ」を交配して育成された固定品種であり、育成地(兵庫県加西市)における成熟期は極早生、草型が偏穂数、稈長がやや短の水稲、粳種である。草型は偏穂数、稈長はやや短、稈の細太及び剛柔は中、止葉の直立の程度はやや立、葉身及び葉鞘の色は緑である。穂長は中、穂数はやや多、粒着密度及び穂軸の抽出度は中、穂型は紡錘状、穎色は黄、ふ先色は黄白-黄、芒の有無と多少は無である。玄米の形は中、大小はやや小、粒色は白、色沢は中、精玄米千粒重はやや小、玄米の見かけの品質は中の上、光沢は中、香りは無、腹白の多少は少、食味は上の中である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は粳、出穂期及び成熟期は極早生、穂揃日数は短、障害型耐冷性はやや弱、穂発芽性は極難、耐倒伏性は中、脱粒性は難、地上部全重は中、収量は多である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-i、葉いもちほ場抵抗性は中である。アミロース含量は低、蛋白質含量はやや低である。「フクヒカリ」と比較して、精玄米千粒重が小さいこと、穂発芽性が極難であること等で、「コシヒカリ」と比較して、稈長が短いこと、耐倒伏性が強いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成4年に兵庫県立中央農業技術センター農業試験場(現兵庫県立農林水産技術総合センター農業技術センター、加西市)において、「兵系54号」(後の「はつごぜん」)に「キヌヒカリ」を交配し、6年に雑種第2代で個体選抜を行い、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、14年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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