ハウヤウとは? わかりやすく解説

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彭陽Peng yang

ホウヨウ
(ハウヤウ)

県令

県人


彭羕Peng Yang

ホウヨウ
(ハウヤウ)

178?~214?)
益州治中従事

字は永年広漢郡の人。

身の丈八尺もあり容貌は非常に魁偉であった性格傲岸不遜他人ぞんざいに扱ったが、ただ秦宓だけを尊敬して太守許靖推挙文を上書している。州役人となったが書佐の職に過ぎず、そのうえ人々劉璋悪口吹き込んだので、髠刑(髪を剃り落とす)に処されたうえ労役課せられた。

劉備益州入って劉璋への攻撃開始すると、彭羕は彼に仕えようと考えて龐統陣営訪れた互いに面識もないうえ龐統には来客があったが、彭羕は勝手に寝台上がり「客が帰ったら話をしよう」と言った。しかも来客帰って龐統寝台前に来たとき食事要求する有様だった。しかし二人は二泊三日わたって語り合い龐統大いに彼を評価した。そこで法正彼の知人だったので一緒に行って劉備会わせると、劉備もまた彼を評価し諸将への伝達役として劉備命令伝えさせたが、仕事見事にこなしてますます信頼された。

益州平定されると治中従事任じられた。彼は卑しい身分から抜擢され一挙に益州治め立場になったので、ますます思い上がった諸葛亮表面上は彼をもてなした内心では憎み劉備に「彭羕は天下への野心持っております」と内密に言上した。劉備諸葛亮信頼しており、また実際に彭羕の振る舞い調べてその通りだったので、彼を江陽太守左遷することにした。

彭羕は不満に思い馬超のもとを訪れたが、馬超が「貴方は才能抜群なので諸葛亮殿・法正殿と一緒に活躍するものだと思っていたが、田舎太守にされて不満ではないのかね」と問うと、「あの老兵劉備)は耄碌して話にならぬ」と答え、また「貴方が軍事司り、私が政治を司れば天下思い通りにできるのだが」と持ちかけた。馬超他国から身を寄せたかりのことで諸将疑い恐れていたので、彭羕の言葉上奏した。

彭羕は処刑された。ときに三十七歳。

参照許靖 / 諸葛亮 / 秦宓 / 馬超 / 法正 / 龐統 / 劉璋 / 劉備 / 益州 / 広漢郡 / 江陽郡 / 書佐 / 太守 / 治中従事 / 髠刑




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