ニムラ島の香【ニムラシマノカオリ】(野菜)
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登録番号 | 第4832号 |
登録年月日 | 1996年 1月 19日 | |
農林水産植物の種類 | えんどう | |
登録品種の名称及びその読み | ニムラ島の香 よみ:ニムラシマノカオリ |
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品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 二村共栄 | |
品種登録者の住所 | 東京都大島町野増字下平無番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 二村共栄 二村伊三郎 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,出願者所有の「オラクル」の選抜後代系統に「ウスイ」の選抜後代系統を交配し,その後代の矮性の変異個体から選抜,育成された固定品種であり,矮性で,初花房節位が低い青実用の品種である。 草姿・草丈は矮性,分枝型は下位・上位分枝型,分枝数は少,初花房節位は低い,節間長は中である。小葉の大きさはやや小,形状は偏楕円形,先端の形状は丸味形,数は2対である。托葉の大きさは中,形状は広幅不正楕円形,先端の形状は丸味をもつ,雲紋は有である。葉色は濃緑,ろう質は多,茎の太さは中,茎葉の色素発生は無である。花の大きさは中,花色は白,花房の花数は2花混性は中である。莢の長さはやや長,幅は広い,先端の形は先つまり形,そりはそらない,緑色度はやや淡緑,ろう質は有,重さはやや大である。莢の子座数は少,青実の着粒密度は密,大きさはやや大, 100粒重はやや重い,緑色度は緑である。種子の大きさは大,しわは丸だね,形状はやや楕円球形,地色は白緑色,目の色は白,種皮の斑紋の有無は無である。用途は青実用,収穫の早晩性は早生,うどんこ病抵抗性は中である。 「ニムラサラダピース」と比較して,草姿・草丈が矮性であること,節間長が短いこと,種子のしわが丸だねであること,収穫の早晩性が早生であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,育成者のほ場(東京都大島町)において,昭和56年に出願者所有の「オラクル」の選抜後代系統に「ウスイ」の選抜後代系統を交配し,選抜を重ねていたところ,62年にその中から矮性の変異個体を発見し,以後,この特性等に着目して選抜を重ね,平成4年にその特性が安定したことを確認して育成を完了したものである。 なお,出願時の名称は「ニムラハニーピース」であった。 |
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