ナカモト・サトシとは? わかりやすく解説

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サトシ・ナカモト

別名:中本哲史、ナカモト・サトシ
英語:Nakamoto SatoshiSatoshi Nakamoto

インターネット上仮想通貨、「ビットコインBitcoin)」を創設した人物の名義正体不明だが、暗号理論P2Pシステム精通した人物関係していることは確かと見られている。「bitcoin.co.jp」で公開されている論文では、名前に中本哲史」の漢字あてられている。

2008年に、サトシ・ナカモトと名乗る人物により、暗号理論に関するメーリングリストに、初めビットコインに関する投稿が行われた。その後2009年5月に、サトシ・ナカモト名義で、ビットコイン概念仕組み論文形式発表されソフトウェア「Bitcoin-Qt」が公表されたことにより、ビットコイン流通開始された。サトシ・ナカモトはその後2010年頃までビットコインシステム運営携わっていたとされるが、2011年には「別のことをやる(moved on to other things)」と書き残しビットコイン関連活動から退いたとされている。

2014年3月現在、サトシ・ナカモトの名義用いた人物の正体は、依然として謎とされている。サトシ・ナカモトは偽名である可能性もあるとされており、日本人男性思わせる名前ではあるものの、国籍性別不明である。また、個人ではなく複数人からなるグループだとする説もある。これまで大学教授大学院生など、複数人物がサトシ・ナカモトと推定されてきたが、いずれも名指しされ本人によって否定されている。

米国の「Newsweek」誌は2014年3月に、「ビットコイン創設者ナカモトサトシ」を特定した報じ同人物の顔写真自宅住所などを公開した写真人物は、政府施設などで勤務した経歴がある、ドリアン・プレンティス・サトシ・ナカモトという人物であったが、本人自身がナカモトサトシであることを否定したまた、ナカモトサトシ当人思われる人物が「P2P Foundation」のWebサイトで、「私はドリアンではない」と表明している。

イギリスガーディアン紙は、2013年の「パーソン・オブ・ザ・イヤー」の一人にサトシ・ナカモトをノミネートした。

ちなみに、1ビットコイン1億分の1に相当するビットコイン単位は、サトシ・ナカモトにちなんで「サトシ」と名づけられている。

関連サイト
Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System - Bitcoin.org
Person of the year 2013 - who would get your vote? - The Guardian
ビットコインの考案者「ナカモト氏」めぐり深まる謎 - ウォール・ストリート・ジャーナル日本版2014年3月12日閲覧



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