トンガリロ山とは? わかりやすく解説

トンガリロ‐さん【トンガリロ山】


トンガリロ山

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/09 00:43 UTC 版)

トンガリロ山
西南西から見たトンガリロ複合火山の全体像。
左がトンガリロ山。右がナウルホエ山
標高 1,978[1] m
所在地 ニュージーランド 北島
位置 南緯39度08分00秒 東経175度38分30秒 / 南緯39.13333度 東経175.64167度 / -39.13333; 175.64167座標: 南緯39度08分00秒 東経175度38分30秒 / 南緯39.13333度 東経175.64167度 / -39.13333; 175.64167[1]
山系 タウポ火山帯
種類 複合火山
最新噴火 2012年11月21日
トンガリロ山 (ニュージーランド)
トンガリロ山 (オセアニア)
プロジェクト 山
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トンガリロ山(トンガリロさん、: Mount Tongariroマオリ語: Tongariro)はニュージーランド北島中央部にある標高1,978mの火山である。トンガリロ国立公園に属する。大型のカルデラ湖であるタウポ湖から南西に20kmほどの位置にある。

概要

トンガリロ複合火山としては南に接する円錐形のナウルホエ火山(2,291m)も含む。この複合火山の南には大型のルアペフ火山(2,797m)がある。

トンガリロ一帯の山々は、活火山が多くタウポ火山帯と呼ばれている。トンガリロ山は、記録に残る中で、1839年以降1975年まで70回以上噴火している[2]

また、古代からマオリ族の信仰対象として崇められ、ルアペフ山・ナウルホエ山を含めてトンガリロ国立公園として1993年世界遺産複合遺産に登録されている。

記録に残る噴火

1948年 - 1949年
3週間にも及ぶ爆発的噴火。
1954年
大量の溶岩が麓直下に傾れ込み、大被害を負った。
1973年 - 1975年
1973年1月頃に噴火発生。爆発的噴火が2年にも及んだ。
1980年7月7日
山の北側で噴火発生。
2012年8月6日
深夜に噴火。噴煙は上空およそ6,100mまで達し、国内線欠航になったり、高速道路が一時閉鎖になるなどの影響が出た。ニュージーランド地質核科学研究所の発表によると、これほどの大きな火山活動が起きたのは1897年以来だという[3]
2012年11月21日
現地時間の昼に噴火。8月6日に噴火したときと同様、上空に大量の火山灰を噴き上げた。現地の防災当局は、噴火は小規模なものだと説明している[4]

画像解説

脚注

  1. ^ a b Tongariro - Smithsonian Institution: Global Volcanism Program、2017年7月閲覧
  2. ^ 歴史的な火山活動(トンガリロ山)” (英語). 2009年3月23日閲覧。
  3. ^ “ニュージーランドのトンガリロ山が噴火、国内線などに影響”. AFPBB News. (2012年8月7日). https://www.afpbb.com/articles/-/2893921?pid=9336071 2012年8月8日閲覧。 
  4. ^ “NZのトンガリロ山が噴火”. AFPBB News. (2012年11月21日). https://www.afpbb.com/articles/-/2912826?pid=9874824 2012年12月14日閲覧。 

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