トリビュートビデオ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/19 09:50 UTC 版)
「ハッピー (ファレル・ウィリアムスの曲)」の記事における「トリビュートビデオ」の解説
ファレル自身によるビデオの公開後、世界中の様々な場所の人々が「ハッピー」に合わせて踊るトリビュートビデオがYouTube上に大量にあらわれた(これらのビデオの多くは『Pharrell Williams - Happy - We Are from [撮影された場所]』としてアップロードされている)。2014年の5月時点で、1,500以上のトリビュートビデオが制作され、アップロードされている。また、この世界規模での現象に触発されたフランスのカップルにより、これらのトリビュートビデオだけをまとめて、紹介するウェブサイトwearehappyfrom.comが制作された。このサイトによると、2014年10月現在、153カ国から1930本のビデオがアップロードされ、日本でも様々なトリビュートビデオが制作された。 そうしたビデオの中には、例えば2014年の4月にアップロードされた『Happy Yerevan』などがある。これは、アルメニア共和国の首都エレヴァンのアメリカ大使館によるもので、Artyom Abovyanにより監督され、駐アルメニア共和国のアメリカ大使ジョン・A・ヘファーン(英語版)や、アンドレ(英語版)、エミー(英語版)、アラムMP3らの歌手など、アルメニアの著名人が出演している。 2014年5月、イランで『Happy Iranians|tribute to "Happy"』を制作した7人ほどの男女が、イランのテヘランにおいて逮捕された。出演していた女性三人が頭髪を覆う格好をせずに出演したことが問題となったとされる。同国の警察署長 Hossein Sajedinia は国営の放送で、「このビデオは、イランの公共の秩序を傷つける下品な物である」として、「制作に関与した者を特定するべき」と発言した。この一件において、イランの大統領であるハサン・ロウハーニーのツイッターアカウントにおいて、2014年5月21日に逮捕を非難するものととれる発言がなされる。それによれば「"#Happiness is our people's right. We shouldn't be too hard on behaviours caused by joy."(= 幸せは国民の権利であり、我々は幸福によって起こされる行為をあまりに厳しく罰するべきではない)」とした(なお発言自体は2013年6月29日に行われた同氏のスピーチにもとづくもので、アカウント自体を管理しているのは本人ではなく大統領の補佐官とされる)。その後ダンサーとディレクターが釈放された。 2014年9月19日、イランでこのビデオを制作した7人に対して判決が下され、ダンサーとして参加した6人に91回の鞭打ちと6ヶ月の収監、ディレクターに鞭打ちと1年間の収監が宣告されたが、執行猶予が付き、3年の間に新たに罪を犯さない限り、刑罰は行われないこととした。
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