Cochliobolus heterostrophus(トウモロコシごま葉枯病菌)
Cochliobolus
heterostrophus (Drechs.) Drechs. [=Bipolaris maydis (Nisikado) Shoem.,
Helminthosporium maydis Nisikado]
分類:子のう菌門,小房子のう菌綱,クロイボタケ目,プレオスポラ科
日本全国に分布。トウモロコシなどにごま葉枯病を引き起こし,被害が大きい。他のイネ科牧草や野生植物からも分離される。分生胞子を飛散して蔓延する。子のう胞子は自然条件下では観察されない。
性状(機能):植物病原菌 病徴→JPEG(54kb)
![]() |
|||
子のうと子のう胞子 (染色後) |
分生胞子 | 培養菌叢 |
有性世代:培地上の対峙培養で形成。黒色の偽子のう殻中に長楕円形の子のうを形成し,内部に無色,糸状,大きさ130-340×6-9μの子のう胞子をラセン状に巻いて形成する。
無性世代:褐色の分生子柄上に,明褐色,長紡錘形~長楕円形,大きさ70-160×15-20μ,5-11偽隔壁をもつやや湾曲した分生胞子を形成する。
標本番号 | 菌種 | 宿主和名 | 宿主学名 | 症状 | 採集地 | 採集年月日 | 採集者 |
246-1-48 | Cochliobolus heterostrophus | トウモロコシ | Zea mays | ごま葉枯病 | 1942.8.22 | 馬家 | |
249-2-1 | 〃 | 〃 | 〃 | 〃 | 栃木県塩谷郡藤原町 | 1961.8.8 | 富永時任 |
249-2-2 | 〃 | 〃 | 〃 | 〃 | 栃木県那須郡西那須野町 | 1961.9.20 | 小室康雄 |
249-2-3 | 〃 | 〃 | 〃 | 〃 | 〃 | 〃 | 〃 |
104-1-41 | 〃 | 〃 | 〃 | ||||
104-1-45 | 〃 | 〃 | 〃 | 〃 | 千葉市長沼原町 | 1965.10.27 | 富永時任 |
135-1-12 | 〃 | コバノウシノシッペイ | Hemarthria compressa | ごま葉枯症状 | 沖縄県名護市 | 2000.7.7 | 月星隆雄 |
有性世代:培地上の対峙培養で形成。黒色の偽子のう殻中に長楕円形の子のうを形成し,内部に無色,糸状,大きさ130-340×6-9μの子のう胞子をラセン状に巻いて形成する。
無性世代:褐色の分生子柄上に,明褐色,長紡錘形~長楕円形,大きさ70-160×15-20μ,5-11偽隔壁をもつやや湾曲した分生胞子を形成する。
トウモロコシごま葉枯病菌と同じ種類の言葉
菌に関連する言葉 | ボトリチスシネレア菌 グラム陽性細菌 トウモロコシごま葉枯病菌 一酸化炭素細菌(いっさんかたんそさいきん) ウニのビブリオ病菌 |
病菌に関連する言葉 | 魚類の細菌性腎臓病菌 餅病菌(もちびょうきん) トウモロコシごま葉枯病菌 甲殻類の殻病菌(キチン分解菌) ウニのビブリオ病菌 |
- トウモロコシごま葉枯病菌のページへのリンク