トゥールーズの食
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 09:35 UTC 版)
フランス南西部の中心都市であるトゥールーズは、ガスコーニュに近接する。市内のレストランではカモを基本とする数多くのスペシャリテを提供する。しかし、おそらく最も知られている料理はカスレだろう。トゥールーズ産ソーセージ、白インゲンマメを煮込んだものである。カスレ発祥の地がカステルノーダリかトゥールーズかの論争は昔から繰り広げられ、味覚の世界でも言われているのである。ル・カシュ・ラジョニ(fr)は、1880年にトゥールーズの薬剤師レオン・ラジョニが発明した、リコリスを使った黒い角形の飴である。 他の特徴あるトゥールーズ料理といえば、トゥールーズ風アイヤード(l'aillade toulousaine、ニンニクをこすりつけたパンに殻をむいたクルミをそえ、オリーブ油に浸したもの)、ラ・ブリック・ド・カピトル(la brique du Capitole、プラリネの入った葉の形をしたボンボン)、トゥールーズ風エスカルゴ、レストファ・トゥルザン(l'estouffat toulousain、牛肉、ジャガイモ、タマネギ、ニンニク、ラード、ニンジン、豚足、ワインと酢を用いる煮込み料理)、フェネトラ(fénétra、レモンを使ったケーキで、アーモンドとスミレ1ダースを使う)、フォワグラ、トゥールーズ風パニーニ(トゥールーズ風ソーセージ、アカタマネギ、バルサミコ酢、パニーニ用パン、ディジョン産マスタード、チーズ、バジル、オリーブ油)などが挙げられる。
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