デハ4・5
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 18:13 UTC 版)
デハ4は1926年、デハ5は1928年(竣工図上は1927年)いずれも雨宮製作所製。板台枠台車によるボギー車となり、定員も24人から50人となるとともに主電動機も15馬力2台から30馬力2台に増強された。主電動機の増強により車輪径が864mmと大きくなったが、これは大型の主電動機を積雪時に雪が入らないよう、通常の路面電車より高い位置に取り付けるためであった。デハ4は1931年車庫火災によって被災し、のちに半鋼製で復旧。デハ5は唯一最後まで木造のまま残り、末期は工事用車両として使用されていた。形態は路面電車スタイルで、車輪径の増大のため車体高が高くなったことと、ボギー車で車体が長いため車体幅の狭さ(最大幅1600mm、車内幅1360mm)がより強調されている。正面は3枚窓(両端の窓幅は非常に狭い)で側面は1D2 2×5 D1で2枚引き戸、下降式の側窓、室内はロングシートで向かい合って座ると膝がぶつかるくらいであるにも関わらず、なぜか立席定員が22名もあった(車内幅が418mm広い鉄道線デハ1でも24人)。
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