デジタル小電力コミュニティ無線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 02:49 UTC 版)
「ライセンスフリーラジオ」の記事における「デジタル小電力コミュニティ無線」の解説
一般的には【LCR】と呼称されている。 動物検知通報システム用特定小電力無線局も参照 2018年(平成30年)に人・動物検知通報システム用特定小電力無線局の用途拡大に伴い、ARIBが策定した標準規格「ARIB STD-T99 特定小電力無線局150MHz帯人・動物検知通報システム用無線局の無線設備」に「デジタル小電力コミュニティ無線」として新たに規格化されたものである。 基となる告示には変調方式の規定が無く、周波数割当ての範囲内で間隔が6.25kHzと、周波数偏移は上下限の規定があるのみでチャンネル数は不定であり、最大出力の規定も無い。送信時間制限は1分。商品化されたものは変調方式は4値FSK、周波数偏移を最小に抑え142MHz帯と146MHz帯に計18チャンネルを確保、出力は0.5W、アンテナは取り外せ外部アンテナも使用可であるが、絶対利得が2.14dB以下でなければならない。呼出チャンネルは18チャンネル(146.984375MHz)になっている。 GPSを利用した相手の無線機を確認できる位置情報検索機能がある。この機能は常時動作しており停止することはできない。 野生動物監視、ドッグマーカー、登山者検知通報などと周波数帯を共用しており、これらの機器を使用しているところでは使用を最小限に控えるべきである。 アマチュアバンドの144MHz帯の上下に近接し、電波伝搬も類似すると思われる。
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