ディア_ブラザー!とは? わかりやすく解説

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ディア ブラザー!

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/19 08:39 UTC 版)

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ディア ブラザー!(Dear Brother!) は、円城寺マキによる日本漫画作品。『プチコミック』(小学館)にて2012年10月号から[1]2014年5月号まで[2]連載された。単行本は全5巻。

主人公・桃が、家庭の事情で幼い頃に離れ離れになっていた兄弟3人と再び暮らし始める物語。

あらすじ

15年前、事故で父が急死し、病弱な母ひとりで4人の子どもを育てるのは難しいと同情が集まり、また男子が欲しいという事情から、女の子の桃だけを残して兄弟3人は親戚筋や知人の家に養子に行った。

連絡を取り合うこともなかった4人だが、桃が結婚することになり15年ぶりに再会を果たす。だが、紹介された桃の婚約者に対して3人は失礼な質問を浴びせかけ、桃を怒らせてしまう。しかし、婚約者が借金返済のために桃が家を売るお金を当てにしていたことが分かり、結局破談になってしまい、なぜか3人との同居生活が始まる。

登場人物

小松 桃(こまつ もも)
本作の主人公。23歳。会社員。3年前に母が亡くなった時、兄弟の誰も葬式に来なかったことに失望していたが、再会し誤解が解ける。幼い頃は兄弟の中で蒼吾が一番好きだった。
本田 蒼吾(ほんだ そうご)
桃の次兄。弁護士。26歳。養父母を気遣って、母の葬儀に出なかった。
無口で無愛想で天の邪鬼。桃の会社の顧問弁護士をしている。「桃を幸せにする義務がある」と話す。
松田 銀(まつだ ぎん)
桃の長兄。小説家。28歳。仕事の都合で母の葬儀に出られなかった。
よく気のつく、温和で優しい性格。調理師免許所持。
鈴木 碧葉(すずき あおば)
桃の弟。末っ子。大学生。21歳。養父母から母の死を知らされていなかった。
明るく無邪気で、女装姿は桃よりも可愛い。

書誌情報

出典


ディア・ブラザー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/11 05:20 UTC 版)

ディア・ブラザー
Conviction
監督 トニー・ゴールドウィン
脚本 パメラ・グレイ
製作 アンドリュー・シュガーマン
アンドリュー・カーシュ
トニー・ゴールドウィン
製作総指揮 マーカス・バーメットラー
アンソニー・カリー
アルウィン・カシュナー
マイルズ・ネステル
ジェームス・スミス
ヒラリー・スワンク
出演者 ヒラリー・スワンク
サム・ロックウェル
音楽 ポール・カンテロン
撮影 アドリアーノ・ゴールドマン
編集 ジェイ・キャシディ
配給 フォックス・サーチライト・ピクチャーズ
公開 2010年10月15日
劇場未公開
上映時間 107分
製作国 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $15,000,000[1]
興行収入 $9,710,055[1]
$6,783,129[1]
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ディア・ブラザー』(原題: Conviction)は、2010年アメリカ映画無実であるにも関わらず、殺人罪で服役することになった兄を助けるため、弁護士になった女性ベティ・アン・ウォーターズの半生を描く。日本では劇場公開されずビデオスルーとなった。

ストーリー

ケニーとベティ・アン・ウォーターズは、無関心な母親のもとに生まれた兄妹だった。自分たちで身を守らなければならず、二人はとても仲が良かったが、やがて別々の里親のもとへ送られた。現在、ベティ・アンは2人の息子を持つ母であり妻でもあるが、彼女の生活は今なお兄を中心に回っている。その兄は問題の多い若者時代を過ごし、現在は終身刑で服役している。

当初、ケニーは、1980年5月21日マサチューセッツ州エイヤーで起きた、近隣のカセリナ・ライツ・ブラウの殺人事件に関連して、ナンシー・テイラー巡査による取り調べを受けた。釈放されたものの、2年後、テイラーが新たに持ち出した証言(元妻ブレンダと元恋人ロザンナのもの)を根拠に逮捕、起訴された。裁判で提示された証拠は情況証拠に過ぎなかったが、それに加えて血液型に基づくごくわずかな証拠があったことから、ケニーは第1級殺人罪で有罪となり、仮釈放なしの終身刑を言い渡された。

服役から3年後、ケニーが自殺を図ったことを知ったベティ・アンは、兄の無実を証明するために、学校へ戻って弁護士になる決意をする。夫は無実を疑い、協力的ではなく、最終的に二人は別居、離婚する。学業の都合で子どもたちと過ごす時間が減ると、子どもたちは母との生活に不満を漏らすようになる。学業に苦しみ、意欲を失い、疲れ切ったベティ・アンは授業に出なくなるが、同級生のエイブラが彼女を励まし、学業を継続させる。

ベティ・アンは、DNA型鑑定という新たな手法が、ケニーの有罪を覆す鍵になりうると気づく。当時の裁判では血液型までしか一致していなかったからだ。彼女はイノセンス・プロジェクトの弁護士バリー・シェックに連絡を取る。しかし、抱える案件の多さから、少なくとも18か月は待たなければならない。もし自ら司法試験に合格し、血液証拠を見つけて鑑定させることができれば、事態は好転する。彼女は司法試験に合格するが、証拠は6年前に破棄されたと告げられる。

それでも諦めないベティ・アンは、ナンシー・テイラーが別の警官を陥れようとして警察から解雇されていたことを知る。彼女とエイブラはボストンの裁判所へ赴き、責任者に証拠をよく探すよう懇願すると、はたして証拠が見つかる。DNA型鑑定の結果、その血液はケニーのものではないと判明する。ベティ・アンとケニーは釈放を目前にして大喜びだが、地方検事のマーサ・コークリーは、有罪判決の取り消しを拒否する。たとえDNAが一致しなくても、ケニーが共犯だという証拠は十分にあると言うのだ。ケニーは、過ちを認めようとしない当局がどうにかして自分を刑務所から出さないようにすると確信する。しかし、シェックはベティ・アンに対し、DNA型鑑定の結果はケニーの無実を示すだけでなく、検察側証人たちが嘘をついていたことの証明にもなると説明する。

ベティ・アン、エイブラとシェックは、検察側証人のうちケニーの元妻と元恋人を訪ねる。二人とも涙ながらに、テイラー巡査に脅されて裁判で偽証したことを認める。ケニーの有罪判決は取り消され、2001年6月にケニーは釈放される。ベティ・アンは、ケニーが服役していた間ずっと連絡を取ろうとしていたと姪を説得し、ようやくケニーは娘と、そして甥っ子たちと再会を果たす。

エピローグでは、ベティ・アンがイノセンス・プロジェクトとともに、冤罪を防ぐための活動を続けているとの説明がある。彼女はまた、ナンシー・テイラーとエイヤー警察を相手に多額の和解金を勝ち取ったが、テイラーは、時効のため刑事責任を免れている。カセリナ・ブラウ殺害の真犯人は見つかっていない[注釈 1]

キャスト

※括弧内は日本語吹替

その他の日本語吹替:みやざこ夏穂羽飼まり平野夏那子上田燿司牛田裕子田中明生高橋里枝かぬか光明

日本語版制作スタッフ 演出:中野洋志、翻訳:寺尾知寿子、調整:中川ふみ子、制作:ACクリエイト

関連項目

注釈

  1. ^ 2025年6月、血痕の遺伝系譜学的手法による捜査の結果、ジョセフ・レオ・ブードロー(1937 - 2004年)のものと同定されたことにより、彼が殺害者であると特定された[2][3][4]

参考文献

外部リンク


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