テクノ法要
寺で行われる各種儀式(法要)に、いわゆるテクノミュージックのコンサートにおけるパフォーマンスとして行われるような照明・音響ノウハウを導入・合体させた、法要の様式の通称。
テクノ法要は浄土真宗本願寺派・照恩寺の当代(第17代)住職が2016年に始めた試みとして知られる。照恩寺のテクノ法要では、伝統的な声明(読経をはじめとする声楽)にテクノボイス・テクノサウンドといった音響技術が、同じく堂内の荘厳にはプロジェクションマッピングや舞台照明技術が融合され、住職はDJとして場を司る。いずれも「極楽浄土は光の世界」というコンセプトに基づく表現である。
テクノ法要はおおむね好評をもって受け容れられ、2018年現在まで回を重ねている。2018年後半には他宗(真言宗)の京都・大報恩寺とのコラボレーションによるテクノ法要が実現され、ドローンに乗った仏が来迎さながら飛翔するパフォーマンスも披露された。
関連サイト:
テクノ法要 ― 照恩寺
テクノ法要
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 08:50 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動「テクノ法要」は、「極楽浄土は光の世界」という認識を基に、空間(寺の内陣に限らず、ホールや野外なども含む)を現代の光(プロジェクタ投影・舞台照明)で装飾し、伝統的な声明を時空を超えるテクノサウンドにアレンジして行う仏教芸術エンターテイメント[1]。
概要
福井県福井市の浄土真宗本願寺派 照恩寺住職 朝倉行宣が考案し勤修する。
宗派を超えた宗教者や、様々なクリエイターとのコラボにより現在も変化を続けている。
活動
出典:[2]
- 2018年
- 1月1日 - 照恩寺 修正会
- 3月24日 - 駅前ディスコ法要@ガレリア元町商店街
- 4月28日・4月29日 - ニコニコ超会議 超テクノ法要×向源
- 5月3日 - 照恩寺 極楽音楽花まつり
- 6月21日 - 石川県加賀市 篠生寺 御忌法要
- 8月28日~9月3日 - アメリカ バーニングマンに参加
- 9月9日 - 浄土真宗本願寺派 福井教区 お御堂ライブ
- 9月19日 石川県津幡町 弘願寺 報恩講
- 10月13日 - 六本木SuperDeluxe Channel #19
- 10月14日 - 第50回 名古屋市仏教徒大会
- 10月25日 - 照恩寺 報恩講・「ヒナタカコ×テクノ法要」コラボライブ
- 10月30日 - 東京国立博物館「大報恩寺展」(プレミアムナイト)
- 11月6日 - 東京国立博物館「大報恩寺展」(一般公開)
- 11月16日 - 京都 龍岸寺「超十夜祭り」(ドローン仏・てらぱるむす コラボ)
- 2019年
- 1月1日 - 照恩寺 修正会
- 4月27日・4月28日 - ニコニコ超会議2019@幕張メッセ
- 6月30日〜7月2日 - フランス Dharma Techno
- 6月8日 - 福井県鯖江市 めがねフェス
- 6月21日 - 石川県加賀市 篠生寺 御忌法要
- 6月30日 - 浅草神社 テクノ大祓
- 7月9日 - 超テクノ法要 Presents「仏教×アート×テクノロジーの現在」@DOMMUNE
- 8月25日 - 真宗大谷派 名古屋東別院 夏祭り
- 9月8日 - 浄土真宗本願寺派 福井教区 お御堂ライブ
- 9月19日 - 石川県津幡町 弘願寺 報恩講
- 11月10日 - ごえんさんエキスポ@築地本願寺
- 11月27日 - 浄土真宗本願寺派 北御堂 本町広場×テクノ法要
- 12月4日 - 仁愛女子短期大学
- 12月15日 - キッサコLIVE@東京(ゲスト出演)
- 12月16日 - 龍谷大学 仏教伝導フェス
- 12月20日 キッサコLIVE@京都(ゲスト出演)
脚注
出典
- ^ “〈テクノ法要〉は仏教の新たな形――朝倉行宣住職×メディア・アーティスト川村健一対談” (日本語). Mikiki. 2022年1月7日閲覧。
- ^ 照恩寺 Web Site
関連項目
外部リンク
- テクノ法要 | show-on-g - 照恩寺
- テクノ法要 / 朝倉行宣 : 照恩寺住職 - Youtubeチャンネル
- 照恩寺チャンネル - Youtubeチャンネル
- テクノ法要のページへのリンク