津野の誉【ツノノホマレ】(草花類)
![]() | 登録番号 | 第5052号 |
登録年月日 | 1996年 3月 19日 | |
農林水産植物の種類 | きく | |
登録品種の名称及びその読み | 津野の誉 よみ:ツノノホマレ | |
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2000年 3月 21日 | |
品種登録者の名称 | 宮末實 | |
品種登録者の住所 | 福岡県田川郡添田町大字津野4334番地の1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 宮末實 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「吉野小町」に「桃園」を交配して得られた実生の中から選抜,育成されたものであり,花は赤紫色の中輪花で,一輪仕立ての切花向き品種である。 草型は直立性,草性は高性,主たる仕立て法は一輪仕立て,開花時の草丈は中である。茎の太さは 4.0~ 5.9㎜,色は緑,強さは強,縦じわは中,稲妻型屈曲は有,節間長は10~19㎜である。葉身長は75~99mm,葉幅は25~49㎜,基部の形は凸形,先端部分の形は尖,一次欠刻は0.30~0.69,二次欠刻の程度は中,葉裂片縁部の重なりは平行する,表面の色は濃緑、裏面の色は緑,厚さは中,全体の角度は立つ,葉身の巻き方は下巻きである。たく葉の有無は全体的にある,分布状態は主に両側,大きさは小である。つぼみの形は平,花の大きさは90~ 109㎜,舌状花の重ねは2~4列,舌状花数は20~59,管状花数は 200~ 399である。花弁の形は平弁と舟底弁,先端の形は尖る,外花弁の反り方は外反,花弁の長さは40~49㎜,幅は10.0~14.9㎜,外花弁の表面及び裏面の色は赤紫(JHS カラーチャート9214),外花弁の角度は平,花たくの形は盛上ったドーム状,総ほうの大きさは30~39㎜,総ほう部から花頂部までの高さは10~19㎜,花首の長さは40~59㎜である。季咲きの開花期は秋で,育成地(福岡県田川郡添田町)における自然開花期は9月である。 「桃姉妹」と比較して,葉の基部の形が凸形であること,葉裂片縁部の重なりが平行すること,外花弁の裏面の色が赤紫であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和61年に育成者のほ場(福岡県田川郡添田町)において,「吉野小町」に「桃園」を交配して得られた実生から選抜,育成されたものであり,以後,特性の調査を継続し,平成3年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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