チシマ台1号【チシマダイ1ゴウ】(果樹)
登録番号 | 第12376号 | |
登録年月日 | 2004年 11月 8日 | |
農林水産植物の種類 | さくら | |
登録品種の名称及びその読み | チシマ台1号 よみ:チシマダイ1ゴウ | |
品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 北海道 | |
品種登録者の住所 | 北海道札幌市中央区北三条西六丁目 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 村松裕司、白金茂、小賀野隆一、沢田一夫、稲川裕、内田哲嗣、菅原彰、吉田昌幸、井上哲也 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、チシマザクラの自然交雑実生から選抜して育成されたものであり、花は一重咲、ピンク白色で先端部が淡紫ピンク色の中輪花でおうとうの台木用の品種である。樹形は傘状、樹高は低木性である。樹幹の色は紫褐色、皮目及び枝の太さは中、色は褐色、分枝性は中である。葉全体の形は卵状楕円形、先端の形は尾形鋭尖形、基部の形は鈍形、葉縁(鋸歯)の状態は深、鋸歯の形は二重鋸歯、先端は鋭形、葉の長さはやや短、幅はやや狭、厚さはやや薄、若芽の色は緑褐(JHS カラーチャート2709)、蜜腺の有無は有、位置は葉柄上部である。花序の形は散形状、花数は少である。蕾の色は淡紫ピンク(同9502)、花の向きは横向き、形は一重咲、開き方は平開形、大きさは中輪、花の色はピンク白(同9701)で先端部が淡紫ピンク(同9702)、花弁全体の形は楕円形、花弁の切れ込みは少、基部の形は鈍形、花弁の脈の色は目立たない、数は約5である。雌ずいと雄ずいの長さの比は長、雄ずいの数は中、がく筒の形は盤状形以外、盤状形以外のがく筒の形は鐘形、がく筒の毛は中、がく裂片の形は長楕円形、花柄の長さは極短である。花の香りは殆ど無、通常開花期はやや早で、育成地(北海道夕張郡長沼町)では5月上旬である。チシマザクラと比較して、若芽の色が緑褐であること、がく筒に毛が有ること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、昭和53年に北海道立中央農業試験場(夕張郡長沼町)において、道内に自生するチシマザクラから採種した種子をは種し、平成元年にその実生の中からおうとうの台木特性に優れた個体を選抜、5年から地域適応性検定試験を実施して特性の調査を行い、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の農林水産植物の種類は「おうとう」であった。 |
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