タム8600形
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「国鉄タキ200形貨車 (2代)」の記事における「タム8600形」の解説
タム8600形は、トリクロールエチレン専用の15t 積二軸タンク車として1965年(昭和40年)1月30日に1両、1968年(昭和43年)1月20日に1両の合計2両(タム8600、タム8601)が、日本車輌製造、汽車製造の2社にて製作された。 所有者は、東亜合成化学工業の1社のみであり、常備駅は愛知県の昭和町駅であった。 1979年(昭和54年)10月より化成品分類番号「96」(有害性物質、毒性のあるもの)が標記された。 タンク体は、ステンレス鋼(SUS27、SUS28現在のSUS304、SUS304L)製で、荷役方式は、タンク上部の積込口からの上入れ、液出管と空気管使用による上出し方式である。タム8601は液出管にS字管を装備した。 車体色は黒色、寸法関係は全長は7,300mm、全幅は2,530mm、全高は3,446mm、軸距は3,700mm、実容積は10.2m3、自重は9.0t、換算両数は積車2.4、空車0.8であり、走り装置 は二段リンク式である。 1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化時には全車(2両)の車籍がJR貨物に継承されたが、1993年(平成5年)4月に2両そろって廃車となり同時に形式消滅となった。
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