タニスピル【タニスピル】(観賞樹)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第10712号 |
登録年月日 | 2002年 9月 30日 | |
農林水産植物の種類 | ばら | |
登録品種の名称及びその読み | タニスピル よみ:タニスピル |
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品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 京成バラ園芸株式会社 | |
品種登録者の住所 | 東京都墨田区押上1丁目12番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | ハンス ユーゲン エバース | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、無名実生種どうしを交配して育成されたものであり、花序のタイプは単生、花は濃黄ピンク色で弁底に明黄色のぼかしが入りカップ咲、かなり弱香の中輪となる切花向きの品種である。樹形は直立性、株立及び樹高は中である。とげの形は下部えぐれ形、長さは中、基部の幅はやや狭、色は紅紫、数は枝基部はかなり多、枝中央部はやや多、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数はやや少、本葉の長さはやや長、幅はやや広である。新葉の色は緑褐、光沢は中、本葉の色は緑、光沢は中、厚さはやや薄、硬さは中である。花序のタイプは単生、蕾の形は卵形である。花形はカップ咲、花径及び高さは中、花弁表面の色は濃黄ピンク(JHS カラーチャート0712)で弁底に明黄(同2506)のぼかしが入り、裏面の色は明橙黄(同2204)で弁端に明橙赤(同0705)のぼかしが入る。花色の移行性は有、花弁のタイプは丸弁、全体の形は円形、厚さはやや厚、硬さは中、数は15~19、一茎の花数は1、花の香りはかなり弱である。枝の長さはやや短、太さは中、新しょうの色は黄緑、開花枝の色は緑、開花時期は中である。「オリブラウ」と比較して、花弁表面の色が濃黄ピンクで弁底に明黄のぼかしが入ること、裏面の色が明橙黄で弁端に明橙赤のぼかしが入ること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、1993年に育成者の所属する会社の温室(ドイツ連邦共和国)において、無名実生種どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1997年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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