ソユーズ7K-OK
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「ソユーズの一覧」の記事における「ソユーズ7K-OK」の解説
ソユーズ7K-OK 全長7.95 m 直径2.72 m 容量9 m3 乗員3人 運用期間1967年 - 1971年 主目的地球低軌道への宇宙飛行士のフライトおよび各種実験 初めて実用化されたソユーズ宇宙船のタイプ。ちなみに乗員が3人とあるが、中が狭く、3人の定員いっぱいまで乗船すると与圧服が着られなかった。最初の9機はドッキングは可能だが機体同士を直接行き来できるハッチはなく、乗り移る場合はエアロックから出て、軌道船の外壁を伝って移動しなければならなかった。 ソユーズの無人試験飛行はコスモス衛星として行われた。ソユーズ1号での初有人フライトにはウラジーミル・コマロフが選ばれたが、大気圏再突入後、減速用パラシュートが開かずにそのまま地表に激突し、コマロフは死亡してしまった。これが最初の宇宙飛行中の事故死だと言われている。これ以降ソユーズの打ち上げは1年半中断した。 その後ソ連はソユーズ2号を無人で飛行させ、3号から再び有人で飛行するようになった。ソユーズ3号は無人の2号の姿を確認できるまでに接近した。次のソユーズ4号と5号はドッキング装置を有しており、軌道上で初の宇宙船同士のドッキング実験を行い、4号の飛行士が5号に、5号の飛行士が4号に乗り移って地球に帰還した。5号は着陸時の逆噴射エンジンが作動せず、着陸時の衝撃でボリス・ボリノフ飛行士が重傷を負った。さらにその次の6号、7号、8号が宇宙空間でランデブー(編隊飛行)を行った。 9号では、宇宙空間に長期滞在し、生活することが可能かどうかの実証のため、18日間におよぶ長期の飛行を成し遂げた。
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