ソユーズ7K-T, 7K-T/A9
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 14:37 UTC 版)
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ソユーズ7K-T 全長7.48 m 直径2.72 m 容量8.5 m3 乗員2人 運用期間1973年 - 1981年 主目的宇宙ステーションとの人員輸送 ソユーズ11号の事故を受けて、乗員の安全を優先するようにしたモデル。12号から40号まで使用された。与圧服を着られるようにした代わりに乗員が最大2名に制限された。 ちなみにこのモデル以降のソユーズは月へ行くことは考えておらず、もっぱら低軌道にあるステーションとの人員輸送に的を絞られている。7K-Tは太陽電池パネルを持たず、バッテリーで電力を確保するモデルもあった。この方式だと電力は2日分しか持たないが、ステーションにドッキングした後はステーションの太陽電池パネルで発電された電力が供給されるため、問題なかった。 13号は宇宙と地上を撮影する「オリオン2」カメラを搭載していたため、ドッキングシステムが改修されている。 7K-Tのもう一つのバリエーションが、軍事用宇宙ステーション・アルマーズへの飛行に使われた7K-T/A9である。7K-Tと同時期に運用されていた機体ではあるが、こちらは7K-OKと同じように与圧服を着られない3人乗りで(ただし公表されている限り、この時期のソユーズで3人が乗り込んだミッションはない)、太陽電池パネルを持っていた。そのため7K-Tのように電力で日数に制限が出ることはない。 7K-OKのドッキング装置やパラシュートに改良を加え、遠隔操作装置を有している。 7K-T/A9は軍事目的で開発された機体であり、宇宙ステーションでの実験や観測を主目的にしていた7K-Tとはその目的が異なる。また公開されていない情報も多い。
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