ソユーズ30号乗組員の到着と初めてのソユーズの再ドッキング
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「ソユーズ29号」の記事における「ソユーズ30号乗組員の到着と初めてのソユーズの再ドッキング」の解説
ソユーズ29号乗組員への2度目の訪問者は8月26日に打ち上げられたソユーズ31号に乗り込んだヴァレリー・ブィコフスキーと3人目のインターコスモスの東ドイツ人ジークムント・イェーンであった。食料が運び込まれ、医学や生物学に関する多数の実験が行われた。彼らは、滞在中の乗組員と宇宙船を交換し、9月2日にソユーズ29号のエンジンの試験を行った。翌日、シートライナーを交換し、ドッキング解除して、ブィコフスキーとイェーンは地球に帰還した。 9月7日、ソユーズ31号の乗組員が出発した後、ソユーズ29号の乗組員はソユーズ31号宇宙船に乗り込み、サリュート6号を離れた。サリュートは重力傾度安定モードとされ、ソユーズはドッキングレーダーを再起動し、サリュートは前方のドッキングポートを示すことで応答した。ソユーズはステーションから90°離れたため、乗組員は船体を回転させ、ステーションに再ドッキングした。これは、ソビエト連邦として初めての再ドッキングの取組であった。これにより、今後のプログレス補給船のために後方のポートを開けることができた。 ステーションでは実験が続けられ、9月15日に乗組員は2度目のシャワーを浴びた。10月までに、3000枚の写真が撮影され、50の実験が行われた。 9月20日には、この年の前半にソユーズ26号の乗組員により樹立された96日間の宇宙滞在記録を超えた。
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