セルティック復帰
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/20 05:45 UTC 版)
「チャールズ・マルグルー」の記事における「セルティック復帰」の解説
2010年7月1日、キャリアを開始した古巣のセルティックFCに3年契約で復帰を果たし、ニール・レノン新監督が最初に獲得した選手となった。セルティック復帰以来、主に左サイドバックのエミリオ・イサギレの控えとして過ごしていたが、宿敵レンジャーズとのオールドファームという重要な一戦 (2-0) において、不慣れな左サイドハーフながらも、上々なプレーを見せて勝利に貢献し、29日には、スコティッシュリーグカップ準決勝の古巣アバディーン戦 (4-1) でセンターバックのダニエル・マイストロヴィッチの代役を務め、クリス・コモンズのコーナーキックから初得点を挙げて勝利に貢献する等でアピールし、以降の試合からトーマス・ログネとグレン・ローフェンスとのセンターバックの定位置争いに勝利し、マイストヴィッチとコンビを組むことになった。4月17日にスコティッシュカップ準決勝のアバディーン戦 (4-0) で長距離フリーキックにより自身2得点目(長距離FK)を挙げて勝利に貢献すると、5月21日にハムデン・パークで行われたマザーウェルFCとの決勝戦 (3-0) でもフリーキックで得点し、キャリア初タイトルを獲得した。 2011年8月25日、UEFAヨーロッパリーグ 2011-12予選のFCシオンとの第2戦 (1-3) において、フリーキックで得点を挙げる。翌日には契約を2015年まで延長した。9月17日のオールドファームでは、1枚目のイエローカードを貰ってから僅かの間に、スティーヴン・デイヴィスへのファールで2枚目のイエローカードを提示され退場となった。10月15日にラグビー・パークで行われたキルマーノックFC戦 (3-0) において、2011-12シーズンにおけるリーグ戦初得点を挙げると、リーグ優勝を決定づけた4月7日のキルマーノック戦 (6-0) でも得点しており、先制点を含む2得点を挙げ、29日のオールドファーム (3-0) でも得点した。同2011-12シーズンは、再びイサギレの控えとしてのスタートとなったが、第2節のアバディーン戦中にイサギレが負傷したことで左サイドバックの定位置を掴むと、その後、ログネ、ローフェンス、ケルヴィン・ウィルソン(英語版)、そしてマイストロヴィッチといったセンターバックの選手が相次ぐ負傷によって離脱したことでセンターバックとしても多くの出場機会を得、自身も負傷で一時期離脱しながらも公式戦に40試合以上に出場し、それぞれのポジションで約半々出場する汎用性の高さで優勝に貢献した。そのパフォーマンスは、リーグ年間最優秀選手賞(英語版)、スコットランドPFA年間最優秀選手賞、スコットランド・サッカー記者協会年間最優秀選手賞に選出される形で報われ、更にチームの2つの年間最優秀選手賞も受賞した。 以降のシーズンは、左サイドバックやセンターバックのみならず、セントラル・ミッドフィルダー、左サイドハーフと様々なポジションを務めながらレギュラーとしてプレーし、2012年8月1日のUEFAチャンピオンズリーグ 2012-13予選3回戦第1戦のHJKヘルシンキ戦 (2-1) で決勝点を挙げたようにセットプレーから得点を量産し、守備でも攻撃でもチームを支援していた。しかし、2014-15シーズンは、2014年12月初旬にハムストリングに問題を抱えたことで、5月15日のセント・ジョンストンFC戦まで離脱し、リーグ戦では10試合の出場にとどまっていた。
※この「セルティック復帰」の解説は、「チャールズ・マルグルー」の解説の一部です。
「セルティック復帰」を含む「チャールズ・マルグルー」の記事については、「チャールズ・マルグルー」の概要を参照ください。
- セルティック復帰のページへのリンク