コーナーキックとは? わかりやすく解説

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コーナー‐キック【corner kick】

読み方:こーなーきっく

サッカーで、守備側ゴールラインからボールを外に出したとき、攻撃側ボール守備側の隅のコーナーエリア置いて蹴り入れること。CK


コーナーキック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/25 09:14 UTC 版)

コーナーキック
キック直前のゴール前におけるディフェンス

コーナーキック: corner kick)は、サッカーの試合で守備側の選手が最後に触れたボールが自陣側のゴールラインから外に出て、かつ得点とならなかった場合に、コーナーアークからのキックによってプレーを再開させるルールである。

概要

コーナーキックは、1867年のシェフィールド・ルールの下、イングランドシェフィールドで初めて考案され、1872年2月17日にフットボール・アソシエーションによって採用された。

コーナーキックからのキックは直接相手チームのゴールを狙うこともできる得点のチャンスである。

一般的にゴールの前にボールを高くあげるキックが行われる。しばしばボールを高く上げずに、近くにいる味方のプレーヤーに短いパスを出すプレーも見られる。こうしたプレーをショートコーナーという。

ルール上の規定

サッカー競技規則」第17条「コーナーキック」(Corner kick) [1]

コーナーキックが行われる場合

守備側チームの競技者が最後にボールに触れ、かつボールが自陣側ゴールラインを完全に超えた場合で、得点とならなかった場合。なお、ゴールに入っても得点とならない場合については、他のルールにより規定される。

規定

  • ボールは静止していなければならない。
  • コーナーキックは、ボールがフィールド外に出た地点に近い方のコーナーアーク内から攻撃側キッカーによって行われる。(サイドライン、ゴールラインおよびコーナーアークのラインは、コーナーアーク内である)
  • キックされたボールが明らかに動けば[2]インプレーとなる。コーナーアークを出なくてもインプレーになる。
    • よって、コーナーキックから直接、守備側ゴールラインを越えて外に出れば(得点とならなければ)ゴールキック、サイドラインを越えて外に出れば相手側スローインとなる。
  • キックの際に、フラッグポストは動かしてはいけない。
  • 相手側競技者はコーナーキックが命じられてから、インプレーになるまでの間は、コーナーアークから9.15メートル(10ヤード)以上離れなければいけない。
  • ボールがインプレーになった後に、他の競技者に触れるまで、キッカーは再びボールに触れることはできない。
  • また、コーナーキックがされた時に、コーナーアークから9.15メートル(10ヤード)以内に居た守備競技者、またはインプレーになる前にコーナーアークから9.15メートル(10ヤード)以内に入った守備側競技者は、他の競技者がボールに触れるよりも以前に、ボールに触れ、または触れようとし、その他有利となる行為をしてはならない。違反した場合、反則ではなくコーナーキックのやり直しとなる。悪質な場合は警告または退場処分となる。
  • ボールが正しくインプレーになる前に、諸ルールの違反やその他のファウルがあった場合、悪質な場合は警告または退場処分となり、コーナーキックが再び行われる。
  • キックされたボールがコーナーポスト、ゴールポストまたはクロスバー、審判などに直接に当たったり、風に吹かれても、ルール適用に変更はない。

キッカー

任意の攻撃側競技者がゴールキックを行うことが出来る。まれに攻撃側のゴールキーパーが行う場合もあるが、ルール上は問題ない。

反則

  • インプレーになった後、他の競技者が触れる前に、キッカーが(手・腕以外で)再びボールに触れ、またはキッカーにボールが当たった場合
    • 相手側の間接フリーキックによって試合が再開される(位置は「フリーキック」を参照)。
  • インプレーになった後、他の競技者が触れる前に、キッカーが意図的に手または腕で再び触れた場合
    • 反則の起きた場所がコーナーキックをしたチームの自陣ペナルティーエリアの外側の場合、相手側の直接フリーキックで試合が再開される。
    • 反則の起きた場所がコーナーキックをしたチームの自陣ペナルティーエリア内の場合、キッカーが自陣側ゴールキーパーの場合には相手側の間接フリーキックで試合が再開される。キッカーがそれ以外の場合、相手側にペナルティキックが与えられる。

ゴールに入った場合

  • コーナーキックされたボールが、直接、相手側ゴールラインを完全に越えて相手ゴールに入った場合には、得点となる。
  • コーナーキックされたボールが、直接、コーナーキックをしたチームの自陣側ゴールラインを完全に越えて自陣ゴールに入った場合には、相手側の得点にはならず、相手側のコーナーキックとなる。
  • 上2つの規定は、コーナーポスト、ゴールポストまたはクロスバー、審判などに直接に当たったり、風に吹かれても、ルール適用に変更はない。

審判員のシグナル

ボールが明白にゴールラインを越えた場合、コーナーキックを行う側の副審は、旗を下向きにしてコーナーアークを指し示す。なお、ボールがゴールラインを越えたかどうか明白でないが、ボールが完全にゴールラインを越えた場合には、プレイが停止するまで、適宜、旗を上に上げる。コーナーキックから正しくインプレーになるまで諸ルールの違反やその他のファウルがあった場合も、プレイが停止するまで、適宜、旗を上に上げる。

主審は笛のあと腕を上向きにしてコーナーキックを行う側のコーナーアークを指し示す。

その他

脚注

  1. ^ サッカー競技規則(2017)
  2. ^ 以前の規定では、ボールがボールの外周分の長さだけ動いた後にインプレーとなっていた。
  3. ^ a b 全国高等学校体育連盟サッカー専門部 (2019-01-29). 1918-2018 高校サッカー100年. 講談社. p. 34. ISBN 978-4-06-220356-2 
  4. ^ 全国高等学校体育連盟サッカー専門部 (2019-01-29). 1918-2018 高校サッカー100年. 講談社. p. 35-36. ISBN 978-4-06-220356-2 

参考文献

関連項目


コーナーキック(ミサイルキック)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/12 06:13 UTC 版)

植松寿絵」の記事における「コーナーキック(ミサイルキック)」の解説

リング立っている相手目がけ、コーナーからドロップキック放つ以前NEO松本浩代シングル対戦した際、松本に対して十数発のミサイルキックを続けざま放ったことがある

※この「コーナーキック(ミサイルキック)」の解説は、「植松寿絵」の解説の一部です。
「コーナーキック(ミサイルキック)」を含む「植松寿絵」の記事については、「植松寿絵」の概要を参照ください。

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