セフィーロ&セフィーロワゴン
セフィーロとはスペイン語で、そよ風、地中海に春をもたらす西風の意味をもつ。さわやかなイメージでスタートしたクルマだった。
初代は1988年9月にデビューした。A31が型式名。5ナンバーに入るサイズの4ドアセダンで、フロントエンジン・リヤドライブ。プレスドアでボディサイド片側に3個のウインドウのある、6ライトキャビンが特徴だった。新感覚のパーソナルセダンを目指し、3種のエンジンと3種のサスペンションがオーナーの意向により自由に組み合わせることができるという点もユニークだった。エンジンは直6の2L・RB20型で、SOHC、DOHC、DOHCターボをそろえた。オプションで4輪操舵機能も選べた。90年8月のマイナーチェンジでは、アテーサフルタイム4WDシステムも追加した。
2代目は94年8月に世に出た。もっとも大きな変化は駆動方式がFFになったことと、3ナンバー車枠にグレードアップしたことだった。エンジンは新開発のV6で、アルミを多用した新時代ユニットの、2L、2.5L、3Lの3機種をそろえた。電子制御パワーステアリングを採用、最上級グレードには電子制御の減衰力可変ダンパーも付いた。
97年6月、ワゴン車が初登場。リヤのオーバーハングを延長、サブトランク付きのカーゴルームを備えていた。エンジンのバリエーションはセダンと同じ。
3代目は98年12月の発売、直噴エンジンの採用などがあった。ワゴンは99年8月にマイナーチェンジ、外観変更、ゾーンボディの採用などがあったが、2000年8月、生産中止。
2001年1月、マイナーチェンジ。3代目になってから、初めての変更。ヘッドランプの形状・構造を変え、ラジエーターグリルのデザインも新しくした。車種体系も見直し、ツーリングシリーズを廃止、エクシモシリーズ1本に絞った。エンジンはリーンバーン2LとLEV・2.5Lがあった。しかし、2002年8月に生産を終え、ティアナヘバトンタッチした。
Weblioに収録されているすべての辞書からセフィーロ&セフィーロワゴンを検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
全ての辞書からセフィーロ&セフィーロワゴンを検索
- セフィーロ&セフィーロワゴンのページへのリンク