セックスドキュメント
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1969年にルポライターの竹中労が岡田に持ち込んできた“時代の風俗ドキュメント”という企画を元に中島貞夫が、当時の日本の性風俗とアングラ文化をやらせなしのドキュメンタリーで撮影、「セックスドキュメントシリーズ」としてシリーズ化され『にっぽん'69 セックス猟奇地帯』など計4本、他の監督で3本の計7本が製作された。 詳細は「セックスドキュメントシリーズ」を参照 実録犯罪映画は古くから作られてきたが、東映の実録犯罪映画は"東映ポルノ路線"を源流とする。東映は大手映画会社で最も積極的に実録犯罪映画に手を出した。 1969年『明治大正昭和 猟奇女犯罪史』は、阿部定事件初の映像化で阿部定本人も映画に出演し歴史的映像を残した。 1968年、小松川事件を映画化した大島渚監督『絞死刑』で脚本を共作した深尾道典が実録犯罪に拘り、東映で新橋第一ホテル歯科女医殺人事件を『女医の愛欲日記』(1973年)として脚本監督、立教大学助教授教え子殺人事件の映画化『女子大生失踪事件 熟れた匂い』(1974年、荒井美三雄監督)、滋賀銀行9億円横領事件の映画化『史上最大のヒモ 濡れた砂丘』(1974年、依田智臣監督)の脚本を手掛けた。 1975年の『実録三億円事件 時効成立』は、岡田社長の号令で製作された三億円事件映画。 1976年『戦後猟奇犯罪史』も大久保事件、西口彰事件を最初に映像化した作品である。
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