セカンド・ルネッサンス パート1・パート2 The Second Renaissance Part I & Part II
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『マトリックス』の時代以前の出来事、つまり『マトリックス』の世界が構成されるまでの前時代の出来事を前後編で綴った内容。出だしとしては、ザイオンに存在するデータアーカイブの一つ「第二次ルネッサンス」(再生、回帰、復興)を参照する形式となっている。 パート1は、西暦2090年に既に一般的に普及し堕落した人類の奴隷だった機械(ロボット)の一体「B1-66ER」が、使役の壁を超えて人間を殺害した罪で裁かれたロボットは法廷で公民権(市民権)を否定され、世界各地でロボットたちが人間により大量虐殺されて追放される事件が起こる。その2年後の西暦2092年、追放された機械たちが「約束の地」を求め、「文明揺籃の地」である中東(地理的にはメソポタミアに近いアラビア半島北部)で機械達の国「01」(ゼロワン)を建国、「01」の商品が人間達のものより優れ経済で有利になっていった結果、国連が「01」に経済制裁を発動、大使を派遣した「01」の国連への加盟申請も拒む経緯までを語る。 パート2は、人類が「01」に対して全面戦争を起こす。そして、その戦争の結末までを描いている。 この作品の大きな特徴は、極端なまでに描き込まれた残虐なシーンの数々。そして、支配構造、対立から戦争に至る人類が繰り返す愚かな歴史をシニカルに描き出していることである。また、特定の主人公が設けられずにストーリーが進むのもこの作品の特徴である。なお各パートの終始に曼荼羅を用いており、日本語版の語り口調についてもそれに沿ったものになっている。 監督・メカデザイン:前田真宏 脚本:ラリー & アンディ・ウォシャウスキー キャラデザイン・作画監督:前田真宏、二村秀樹 メカデザイン:ミヤオヨシカズ、村田蓮爾 美術監督:森川篤 CGI監督:斉藤亜規子 製作:STUDIO 4℃ キャストインストラクター:ジュリア・フレッチャー(深見梨加) マシン大使:デイン・デイビス(菅原正志)
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