セイフライ【セイフライ】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第5568号 |
登録年月日 | 1997年 3月 19日 | |
農林水産植物の種類 | きく | |
登録品種の名称及びその読み | セイフライ よみ:セイフライ |
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品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 有限会社精興園 | |
品種登録者の住所 | 広島県福山市新市町大字金丸789番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 山手義彦 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「サマーアルプス」に「セイミック」を交配して,育成されたものであり,花は紫ピンク色の小輪で,スプレイ仕立ての切花向き品種である。 草型は直立性,草性は高性,開花時の草丈は中である。茎の太さは4.0~5.9mm,色は赤紫,強さ及び縦じわは中,稲妻型屈曲は無,節間長は20~29mmである。葉身長は75~99mm,葉幅は50~74mm,基部の形は凹形,先端部分の形は尖,一次欠刻は0.70~0.89,二次欠刻の程度は高,欠刻底部の形は中間,葉裂片縁部の重なりは重なる,表面及び裏面の色は緑,光沢度は低,厚さは中,たく葉の有無は全体的にある,分布状態は主に両側,形は2深裂する,大きさはやや小である。つぼみの形は平,花の大きさは50~69mm,舌状花の重ねは 1.5列まで,舌状花数は20~59である。管状花数は 200~399,分布は集中,全長は6.0~6.9mmである。花弁の形は平弁,先端の形は丸い,外花弁の反り方は平,花弁の長さは20~29mm,幅は5.0~9.9mm,外花弁の表面の色は紫ピンク(JHS カラーチャート8903),裏面の色は淡紫ピンク(同9202),外花弁の角度は平,花盤の色は黄緑色である。花たくの形は平らな円錐状,総ほうの大きさ及び総ほう部から花頂部までの高さは20~29mm,花首の長さは80~99mm,季咲きの開花期は夏で,育成地(広島県芦品郡新市町)における自然開花期は7月中旬である。 「パイ」と比較して,茎の色が赤紫であること,葉の二次欠刻の程度が高であること,葉裂片縁部が重なること,管状花の全長が短いこと等で,「バレリーナ」と比較して,節間長が短いこと,花が小さいこと,花弁先端の形が丸いこと,花弁の幅が狭いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において,平成2年に「サマーアルプス」に「セイミック」を交配して得られた実生から選抜,育成されたものであり,以後,増殖を行いながら特性調査を継続し,5年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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