精の橋【セイノハシ】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第10778号 |
登録年月日 | 2002年 11月 14日 | |
農林水産植物の種類 | きく | |
登録品種の名称及びその読み | 精の橋 よみ:セイノハシ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | 2005年 11月 15日 | |
品種登録者の名称 | 有限会社精興園 | |
品種登録者の住所 | 広島県福山市新市町大字金丸789番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 山手義彦 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「大信」に出願者所有の黄色八重咲系の混合花粉を交配して育成されたものであり、花は明緑黄色の大輪で、切花向きの品種である。草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さはやや太、色は緑、強さはやや強、中空の程度及び摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度はかなり少、節間長は短である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さは短、基部の形は凹、一次欠刻はやや深、葉裂片縁部の重なり程度は平行する、葉の表面の色は中、裏面の色は淡、毛じの多少及び光沢度は中、厚さはやや厚、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず及び2深裂、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさは大、厚みはやや低、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数は多、管状花数は中、分布は集中、長さは小である。花弁の形は舟底弁及び管弁Ⅰ、先端の形は丸い、花弁の長さは中、幅はやや狭、外花弁の表面の色は明緑黄(JHS カラーチャート2705)、裏面の色は明緑黄(同2704)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は中央部の凹んだドーム状、大きさは中、総ほうの大きさはやや大、花首の太さは太、長さはやや短、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性は晩である。「精の館」と比較して、茎の色が緑であること、花弁先端の形が丸いこと等で、「精の里」と比較して、葉裂片縁部の重なりの程度が平行であること、花たくの形が中央部の凹んだドーム状であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成8年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「大信」に出願者所有の黄色八重咲系の混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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