精の玉【セイノタマ】(草花類)
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登録番号 | 第11983号 |
登録年月日 | 2004年 3月 15日 | |
農林水産植物の種類 | きく | |
登録品種の名称及びその読み | 精の玉 よみ:セイノタマ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 有限会社精興園 | |
品種登録者の住所 | 広島県福山市新市町大字金丸789番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 山手義彦 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「三ヶ月」に10月咲黄色系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は浅緑黄色の大輪で切花向きの品種である。草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さは極太、色は緑、強さは強、中空の程度は小、側らいの発生程度は少、節間長はかなり短である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さは中、基部の形は平、先端部分の形は尖、一次欠刻は中、二次欠刻の程度は低、葉の表面及び裏面の色は濃、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは大、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさは大、厚みは中、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数は多、管状花数はかなり少、分布は集中、長さはやや大である。花弁の形は舟底弁及び管弁Ⅰ、先端の形は丸い、花弁の長さはやや大、幅は狭、外花弁の表面の色は浅緑黄(JHS カラーチャート2703)、裏面の色は浅緑黄(同2904)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は平らなドーム状、大きさは中、総ほうの大きさはやや大、花首の太さはかなり太、長さは極短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は早である。「精の橋」と比較して、たく葉の形が2深裂であること、たく葉が大きいこと等で、「精の星」と比較して、開花時の草丈が高いこと、たく葉が大きいこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成9年に出願者のほ場(広島県福山市)において、「三ヶ月」に10月咲黄色系の混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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