精の河【セイノカワ】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第10914号 |
登録年月日 | 2002年 12月 16日 | |
農林水産植物の種類 | きく | |
登録品種の名称及びその読み | 精の河 よみ:セイノカワ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | 2005年 12月 17日 | |
品種登録者の名称 | 有限会社精興園 | |
品種登録者の住所 | 広島県福山市新市町大字金丸789番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 山手義彦 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「精興の空」に出願者所有の白色八重咲系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は黄白色のかなり大輪で、切花向きの品種である。草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さはやや太、色は緑、強さは強、中空の程度は無、側らいの発生程度は少、節間長はかなり短である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比及び葉柄の長さは中、基部の形は平、一次欠刻はやや深、葉の表面の色は濃、裏面の色及び毛じの多少は中、光沢度は強、厚さは厚、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆ど無である。花の大きさはかなり大、厚みはやや高、舌状花の重ねは5列以上で満開時に露心、舌状花数は中、管状花部の直径はやや小、管状花数は中、分布は集中、長さは中である。花弁の形は管弁Ⅰ、先端の形は丸い、花弁の長さは大、幅は狭、外花弁の表面の色は黄白(JHS カラーチャート3101)、裏面の色は黄白(同3301)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさはやや小、総ほうの大きさは中、花首の太さは中、長さはかなり短、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性は晩である。「高千穂」と比較して、舌状花の重ねが5列以上で満開時に露心すること、花弁の形が管弁Ⅰであること等で、「精興北進」と比較して、茎の色が緑であること、たく葉が殆ど無い、舌状花数が少ないこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成7年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「精興の空」に出願者所有の白色八重咲系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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