スーパーミドル級4団体王座統一戦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 05:15 UTC 版)
「サウル・アルバレス」の記事における「スーパーミドル級4団体王座統一戦」の解説
2021年9月21日、カレブ・プラント戦の記者会見が開かれるが、ステージ上でフェースオフで2人が対峙した際に流血騒ぎの乱闘を起こした。至近距離でにらみ合い言葉をかわしていたが、いきなりアルバレスが両手でプラントの胸を押して大きく突き飛ばし、突き飛ばされたプラントが平手打ちで反撃するとアルバレスも殴り返し、乱闘に発展した。この乱闘でプラントはアルバレスに殴られ右目の下をカットして流血したが、プラントはこの会見の前からアルバレス本人やチームメイトのオスカル・バルデスが禁止薬物で摘発されたことを引き合いに出して、エディ・レイノソがヘッドトレーナーを務めるアルバレスのチームはパフォーマンス向上薬を使用していると非難し、会見中にも「ドラッグチート(薬物のいかさま野郎)」と挑発的な言葉をアルバレスに投げかけた。アルバレスはプラントに「マザーファッカー(クソ野郎、下衆野郎)」と罵られたことが、母親を侮辱されたと思ったと最初に突き飛ばした理由を語ったが、プラントはマザーファッカーは母親を侮辱する言葉ではなく、アルバレスも以前記者会見に乱入してきたデメトリアス・アンドラーデに対してマザーファッカーと使っていただろうと反論した。 2021年11月6日、MGMグランド・ガーデン・アリーナでIBF世界スーパーミドル級王者カレブ・プラントと4団体王座統一戦を行い、拮抗した序盤からアルバレスが徐々にペースを握りだし、11回2度ダウンを奪いアルバレスが11回1分5秒TKO勝ちを収め史上6人目となる主要4団体統一に成功しスーパーミドル級では初の4団体統一王者になった。この試合でアルバレスは4000万ドル(約46億円)、プラントは1000万ドル(約11億円)のファイトマネーを稼いだ。 詳細は「サウル・アルバレス 対 カレブ・プラント戦」を参照 2021年11月16日、メキシコシティで開催されたWBC年次総会において、アルバレスのトレーナーでマネジャーのエディ・レイノソが、アルバレスが次戦でWBC世界クルーザー級王者イルンガ・マカブに挑戦できるよう要求し、WBCがこれを承認した。
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